キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

吉利支丹退治物語. 上 - 翻刻

吉利支丹退治物語. 上 - ページ 3

ページ: 3

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【右丁】 ならべたるがことし。まなこのうち黄(き)なり。かう べはちいさく。あしてのつめながく。せいのたかさ。七 尺あまりありて。色(いろ)くろく。はなあかく。歯(は)は馬の 歯よりながく。あたまの毛(け)。ねすみいろにして ひたいのうへをりべさかつきを。ふせたるほどの。さ かやきをすり。ものいふことかつてきこえす。こ ゑはふくろうの。なくににたり。諸人こそりて。けん ふつみちをせきあへず。めんていのすさましき こと。あらてんぐと申とも。かやうにはあるまし きと。人みな申あへり。その名を。宇留合無(うるがん)。伴天連(ばてれん) 【左丁】 といふ。心中には。きりしたんの。法門(ほうもん)を。ひろめたくぞん ぜしかども。まつしはらく。日本の人民(にんみん)のちゑを。は かりみるとみへたり。いろ〳〵さま〳〵。なんばん こくの。めづらしきものを。しな〳〵もちきたると みへたり。そのころ。せつつの国の住人。たかやま飛弾(ひだの) 守(かみ)。同 右近大夫(うこんだいぶ)尊崇(そんそう)して。すなはちしうていになる。 みよし修理大夫(しゆりのたいぶ)。まつなが。霜台(そうたい)等(とう)へ。れいぎを 申させ。日本にとゝめをくなり