翻刻
【右丁】
づりを。かうばこにいるゝほどの。かちやう十五けん
におよぶ。しやう〳〵ひのまき物。薬物。野牛(やきう)。羊(ひつし)
唐犬(とうけん)。以下(いげ)しゆ〳〵かずをつくして。さゝけたてま
つる。信長公(のぶなかこう)御感(ぎよかん)。なのめならす。おほしめして。
すなはち。御やしきをくたされ。をひたゝしき。
てらをたつるそのゝち。げりごり。やりいす。伴(ば)
天連(てれん)といふものをわたす日本のつうじ。ろれん
すといふもの。これは肥前の国のもの也。又がうずもと
いふもの。しもんといふもの。これはいつみの。さかい
のものなり。このものどもかはり〳〵。だんぎ
【左丁】
をとくこれを、印留慢(いるまん)と。なづく。又日本の
ぼうずの中に。らくだして。世にすぎわびたる
ものを。たつねもとめて。きんぎんを。をびたゝしく
とらせて。以娄慢(いるまん)にとりたて。じゆしやくどうを。
とりくはへて。だんぎを。七だんに。つくりて。諸(しよ)人に
教化(きやうけ)す。かれがいひぶんをきくに。なにのをくいもなく
まづ。神道(しんたう)内典(ないでん)をいひたてゝ。五だんまては。さん〳〵
にそしりいひやふりて。のこる六だん七だんは。をのれか
法門をとくなり