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さてそのすへは。見るめかぐはなとて。ぢごくへおつるそのものゝ。
とがのしだいを。かきわけて。ぢごくへおつる。やくめ也。もくれんそん
じや。今ははや。しやうづか。ばゞに。つき給ふ。ばゞはそんじやに申
よふ。ころもをぬぎて。この木にかけ。ぢごくへゆけと申ける。
そんじや。このよし。きこしめし。われはぢごくへおちはせず。天ぢく。
だんどく。せんの。しやかによらいの。おんでしに。もくれんそんじやと。申
そのものなるが。しやばで。つみをふかくして。八万ぢごくへおち
入たる。はゝのくるしみ。たすけんため。しやかむにぶつの。ほう
へんにて。しやば□【の?】。ありさまの。そのなりにて。これまで。たづ
ねきたりしと。かたり給へば。しようづかばゞ。さて〳〵。かうしん
のおんそうや【御僧や、コマ13にもあり】。とをらせ給へと申ける。そんじやは。よろこび。れ
いをのべ。すへのぢごくと。いそがるゝ。いそがせ給へば。こはいかに。見るめ
かぐはな申よふ。かうしん也もくれんよ。はや〳〵ゆきて。はゝ
うへを。たすけ給へと申ける。もくれんそんじやのことなれば。
こはありがたき。おふせかなと。見るめかぐはな。れいを
のべすへのぢごくへ。いそがるゝ。ま事に。あやうき。事共なり