翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 14

ページ: 14

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いかに。なにとそ。大わうの。おなさけに。しやばのすがたで。みせ給へ。 とたのませ給へば。八めんは。やすきおふせで候と。すぐさま。はゝ を。ひきよせて。くちにじゆもんを。とのふれば。たちまち。しやば の。すがたとなり。かげろうのよふなる。はゝうへを。そんじやのまへに。 なをしける。そんじやは。はゝにとりすがり。いかなる。つみのむくいにや。 かゝる。ぢごくに。おちいりて。ひまなく。くるしみ。給ふ事。まことに。あ さましき。しだいかな。とさめ〴〵となげかるゝ。はゝはもくれんに。とりす かり。いかに。わか子の。もくれんよ。なんのむくいで。このよふな。くるしい ぢごくへは。おちたぞや。はやくきかせと。ありければ。われはぢごくへ。おち はせず。しやかむにぶつの。ぢひにゟ。しやばのありさまの。そのまゝ にて。はゝのくるしみ。たすけんため。これまで。たづね。きたりしなり。 とかたり給へは。はゝうへは。さてはさよふに候か。けんどんふかき。われら【コマ17にもあり。単数の自称に使われる場合はやや卑下したニュアンスを含む】 をば。はゝとうやまひ。このよふな。くるしみふかき。ぢごくまで。たつね きたりし。うれしさよと。おや子手に手をとりかわし。ぜんご。ふか くに。なけかるゝ。あわれといふも。おろか也。八めん大わう。こへをあげ。 いざかへらせ給へ。もくれんよ。ときのせめとき。おそくなる。はやしゆら