翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 15

ページ: 15

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だうの。たいこかなると。はゝの小かいな。かいつかみ。八万ぢごくのかま そこへ。なんのくもなく。なけこんだり。そんじやは。あるにあらればこそ。 こはなんとなる。かなしやと。しばしなきいり。いたりしが。や【やゝ?】あつて。なみだ をはらひ。七日七よさ。なきいたとて。はゝをたすけん。てだてなし。 はやく。くにたちかへり。このありさまを。のこりなく。しやかむ に。によらいに。もふしあげ。なにとか。ほうべんを。さづかりて。又候【またぞろ】。こゝに。 きたらめと。はゝをぢごくに。見のこして。だんどくせんへと。かゑらるゝ もくれんそんじやの。こゝろのうち。おしはかられて。あわれなり    第五 かくて。そのゝち。もくれんそんじやの。ことなれば。八万ぢごくの。はゝ【はゝが?】みを。 あとに見のこし。あしばやに。だんどくせんへかへらるゝ。みちにさわりも。 あらざれば。だんどくせんにつき給ひ。しやかむに。ふつに。うちむかひ。みほとけさまの。ぢひにゟ。ぢごくめぐりを。つかまつり。はゝ のくるしみ。見かけし。ところ。なか〳〵。たすへる【たすける?】。てだてなし。なにとそ。 ほとけの。おんぢひに。おんきよ。くよふあそばされ。ふたゝひぢごく へやり給へと。みをもだへてぞ。なげかるゝ。によらい。このよし。きこしめし。