翻刻
ふびんさに。はゝはぢごくのくを。さつて。につぼん。やまとのくに。つぼ
さかでらの。によりんくわんおんとふんじこめて。ゑさすべし。あまねく。
しゆじやうを。まもるべしとのおふせ也。はゝのうかませ給ふ。そのと
きは。しかも七月十六日牛のこくと。申するに。つぼさか。でらへいり
給ふ。そも〳〵七月十六日を。うらぼんゑとなつけて。いわひのおどりを。
はじめける。さておどりの。しよそくはあまちやのかたびら。そふめん
のおび。はすのはの。かさにて。かをゝかくし。おとりしことは。すへのよの。
によにん。いましめのためなるべし。つぼさかでらの。こでんぎを。よみ上奉る
浄土道行 宇留志藤作
そも〳〵ぜんあく。ふたつのものがたり。ぜんはほとけのふせふあり。
あくをいましめ給ひける。天のあるしはしやかによらい。八せん
八たびのごにうこく。のちに五百の大くわんは。しゆじやうさいど
のそのためなり。又ちのあるしはみだによらい。六十のほんぐわんを
なされたり。そのうち十二のほんくわんを。つまのやくしにふぞく
あり。のこりて四十八ぐわんはまつ。ほう【まつぽう=末法】あくせのぼんぶにんを。
こと〴〵く一どは。ほうだうのゐんにひきいれて。ほとけになさん