翻刻
なる。かゝるあくにはくらせ共。五十二才が一ごとなり。しやうじはな
れて。すへのよは一百三十六ぢごく。めぐり〳〵て今ははや。八万
ぢごくの。かまそこに。ときをあらそひせめり【ら】るゝ。これがなんじ
の。はゝなるとかたらせ給へば。もくれんは。ちゝのすみかはありがたし。
はゝのすみかをきくときは。このみはあるにあらればこそなに
とそ。によらいのおんぢひに。ぢごくめぐりをさせ給へ。はゝにたい
めんいたすなら。いかなるによらいのほうべんにて。うかませ給ふ
事もあろ。七日ひまを給われと。たつてねがはせ候へば。
しやくそんこれをきこしめし。しん〴〵かう〳〵のこゝろざし。のぞみ
のごとくいたすべし。さりながら。中々七日のひまにては。ちごくめぐりは
なりがたし。七日に八日をあひそへて。上十五日のひまをゑさすべし。
ぢごくのめぐりをいたされよと。おふせいだきせ【いゝぎせ?】候へば。もくれんそんじや
のことなれば。こはありがたきしだいかな。さらばぢごくへいそがんと。がく
もんしよへといり給ふ【?】。ぢごくめぐりのしよぞくてには。はだにはしろき
かたひらて。からのころもにからのけさ。おひ【笈?】にはあまたのおん
きよを。したゝめてかたにかけ。こひしきみてらを。たちいでゝ