翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

なる。かゝるあくにはくらせ共。五十二才が一ごとなり。しやうじはな れて。すへのよは一百三十六ぢごく。めぐり〳〵て今ははや。八万 ぢごくの。かまそこに。ときをあらそひせめり【ら】るゝ。これがなんじ の。はゝなるとかたらせ給へば。もくれんは。ちゝのすみかはありがたし。 はゝのすみかをきくときは。このみはあるにあらればこそなに とそ。によらいのおんぢひに。ぢごくめぐりをさせ給へ。はゝにたい めんいたすなら。いかなるによらいのほうべんにて。うかませ給ふ 事もあろ。七日ひまを給われと。たつてねがはせ候へば。 しやくそんこれをきこしめし。しん〴〵かう〳〵のこゝろざし。のぞみ のごとくいたすべし。さりながら。中々七日のひまにては。ちごくめぐりは なりがたし。七日に八日をあひそへて。上十五日のひまをゑさすべし。 ぢごくのめぐりをいたされよと。おふせいだきせ【いゝぎせ?】候へば。もくれんそんじや のことなれば。こはありがたきしだいかな。さらばぢごくへいそがんと。がく もんしよへといり給ふ【?】。ぢごくめぐりのしよぞくてには。はだにはしろき かたひらて。からのころもにからのけさ。おひ【笈?】にはあまたのおん きよを。したゝめてかたにかけ。こひしきみてらを。たちいでゝ