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コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 6

ページ: 6

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ぢごくをさして。いそがるゝこころざしこそ。あはれなり    第二 かくてそのゝち。ぢごく〳〵はおふけれど。一百三十六ぢごくどれ におろかはなけれ共。とりわけにんどう。しゆらたうがきちくしやう だう。こんやぢごくに。かぢぢごく【注1】むけんぢごく。三ねつちのいけ。とた てぢごくとう也とたてぢごくのくるしみは。天にはごうほうのあみを はり。ちにはらんくいのけんをうち。四ほう四めんと申るに。くろ かねのとびらを丁とうち。その中ほどへざいにんを。おいこんで。四つの とびらを。うつときはこたまもひゞくごとく也。又つみふかきざいにんは。ち のいけちごくへおくる也。ちのいけちごくのせつなさは四万よじゆん【由旬=ヨージャナ、長さの単位。ゆじゅんとも読む】 なり。はゞも四万よじゆん也。八万よじゆんのそのいけに。いとよりほそ きはしをかけ。あまたのざいにんをめしよせて。このはしわたりむかふ のきしにつくならば。じやうぶつをとぐべしと。せめおこなふあまりせめ るがせつなさに。わたらんとすればはしはほそし。みはおもしまん中ゟ もふつときれ。からだはあくだうへしづむ也。たけとひとしきくろかみは。 たゞうきくさのことく也。ときにおに共申よふ。この水のみほせ。 【注1:紺屋地獄、鍛冶地獄は別府温泉の源泉の名前。またコマ5にある八万地獄は無間地獄の同義語でもあり、雲仙にそういう名前の温泉が湧く場所があり、修験僧が地獄について説く際に話題にしたらしいです。】