翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 7

ページ: 7

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かへほせとせめおこのふ。あまりせめるかせつなさに。のまんとすれば みずはくわゑんともへ上る。かへんとすれば水はいわとへんじたり。つみふか きざいにんは。くぎのぢごくへおくる也。くぎのぢごくのくるしみは。まづ にんげんす人に【すへに?】。四十九本のくぎをうつ。うたれしところはどこ〳〵そ。 かうべに三本めに二本。りよのかいなに六つのくぎ。むねとはら とに十四本こしゟあしにいたるまで。廿四本のくぎをうつ。さて かうべ三本のそのとがは。おなじぶつほうのよにいでゝ。天たうさまを いだいて。やみ〳〵とあかしくらしたそのとが也。りよがん日本の そのとかは大のまなこにかどをたて。おやをにらんだそのとがなり。 りよのかいなに六つのくぎ。人のたからに手をかけてぬすみいたせ し。そのとが也むねとはらとの十四本。わつかむね三寸のそのした に。あきれるぢまんがしやう【?】の心をおこした。そのとが也こしゟしも の廿四はおなじぶつほうのよにいでゝ。ちかきおてらへも。いちさの【一座の=一社の】 さんけいもせぬそのとが也。このくぎ一本も。ぬけるよしみはなけれ ども。四十九日と申するに。一けゝんぞくあつまりてによらいに。かうげ【香華】 をくよふして。なげきかなしみよろこべば。四十九本のそのくぎは