翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - 翻刻

目連尊者地獄めくり / 宇留藤太夫正本 - ページ 8

ページ: 8

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みな〳〵のかれてこくうゟみだの。ぐせいのふねがあまくだり。 ふねのへさきにはしやかによらい。中は三つのみだによらい。なむの 六字のほをあげてかうめうはなつてさい人をてらし給へはみな〳〵うかみあがりて。こくらくへおくり給ふ也。ありかたかりける。しだいなり。    第三 かくてそのゝち。もくれんそんじやのことなれば。いそがせ給へは今は はや。しやばとめいとのさかへなる。三つの大が【大河】しでの山。これも ぢごくのくるしみあり。もくれんそんじや今ははやみつの川に つき給ふなにとわたらんよふなくて。しばしあきれておわします。 はるか川上を御らんあれば。そのたけ廿丈ばかりなる。大じや 一すじうかみいで。九万八すいのうろこをたて。十二のつのをふるひ たて。くれないのしたをまきそんじやのまいにながれくる。そんじや このてい御らんじて。おひ【笈】の中より御きよをとりいだし。ほけきよ 一ぶ八くわん。廿八ほんこまやかに。どくじゆし給ひて大じやに。な けかけ給ひける。ふしぎやこの大じや。ぐぜいのふねと。てんじ かわれば。そんじやこのてい見るよりも。なむあみだぶつ