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【頭書右】
はらみ女の風(かせ)を治す。多くくへ
は虫出る腹くだるかさの毒(とく)
▲干瓢(かんひよう) 少しひへ物
小べんをつよくつうじりん病の
いたみとむるたしなみ置べし
▲椎茸(しいたけ) あまくうんの物
虫のどく気をふさぐ物 生(なま)成は
毒(とく)ふるきはさのみ毒なし
▲肉茸(ひらたけ) あまく平の物
虫しやくしゆたんかたかいの毒
よる光(ひか)るのはどく是をくふまし
▲鼠茸(ねつみたけ) あまくれいの物
虫しやくかたかい百病のとく
下腹わづらふ人につゝしめ
▲六条(ろくてう) 諸病にくすり
脾胃(ひい)をつよくし食すゝむる。
たん生によしときやくにも吉
【頭書左】
▲木海月(きくらけ) あまくへいの物
気力(きりよく)まし五臓(こざう)やはらげ。女の
月水(くわつすい)よくとゝのへこしけに薬。
女のゐんいたむによし。しやく
じゆにもよしはな血とめる
▲青海苔(あをのり) あまくうんの物
中(うち)をあたゝめ胃(い)のきをつよくし。
腹くだるをとめかはきの病(やまい)治
する也。塩のからきはきん物也
▲甘苔(あまのり) あまくかんの物
気(き)を下(くた)しいきりをさますもの。
はれ物によし。多くくへば腹
いたみはるもの也
▲昆布(こんふ) あましいはゆく【甘・鹹】
かんの物
かさはれ物。すいしゆによし。
油あげ病人にどく。唯やは
らかに煮(に)てくふべし
【下段右】
《題: 青物類(あをものるい)能毒(のうとく)書》
『山のいも』《割書:あまく|うんの物》ひじんきよする薬気力ましらう気によし
大小 便(べん)しけき人は食せよ。やせる人はだえうるほす。久敷食
せは気をふさぐ物『さといも』《割書:平の物| 》しよ病のとく腸(ちやう)胃(い)ゆるくし
気をくだす。風をうごかし気のとゞこをり。脾(ひ)をくるしむ。小児には
ふかくいましめよ。虫出る。冬斗は食すべし。久しくくへばたん出る也
『はじかみ』《割書:平の物| 》すはぶきたんによし。ときやくしやくりをとめ。しやう
かんづつうはいの風(ふう)かんよくちらし。胃(い)のふひらき上気をくだす。
目の煩にふかくいめ。八九月に食すれははる目を煩ふ。夜にいつて
くふまじ気ぞうこく『にんじん』朝夕(てうせき)喰べし五 臓(さう)おきなふ
『ちさ』《割書:にがく|かんの物》五ざうをりしてむねひらく。筋骨(すしほね)かたく力つよく歯(は)
をかたくする。さんごには用ゆまじ『わらび』《割書:あまく|ひへ物》きよしてひへたる
人にはいめ。腹はりじんの毒。筋骨の中ふさぐ也。中風かつけにつゝ
しみてよし。幼子(をさなこ)にふかくいむべし足よはくする也『かぶら菜』《割書:うんの物|とくなし》
気をまし五さうをりして食をけす。人をこやす物『かも瓜』《割書:あまく|ひへ物》
気をまし腰(こし)ゟ下のはれたるによし。小へんをつうじ頭(かしら)のいきりをさまし
かはきとめる。ひへたる人くふまじ。後にやせる『川ちさ』《割書:ひへ物| 》気力をまし
きよをおきない血(ち)の道らうさいむねのいきりをさます。腫物(しゆもつ)又はくさ
【下段左】
くすり手負(てをい)によし。血をしづむ又さんごに乳(ちゝ)のたらざるに用てよし。
虫ぐすり也『大こん』《割書:あまからく|うんの物》中をあたゝめふそくをぎなふ。人をこやし
食をけしたんをさる也。髪(かみ)いたき時よくすりて鼻(はな)に入べし。血をはく
人に用ゆべし第一たうふの毒(とく)をけす『竹のこ』《割書:あまく|かんの物》目をあきらかに
ねつをさる。むねのいきりをさまし小便つうじ気をます。づつうをとめて
たんをけす物。くわい人めまいつつうせは少し用ゆへし『松たけ』《割書:あまく|へいの物》
脾胃(ひい)をおきないきよの薬。多く食せは腹(はら)下り虫にたゝるもがさは
しかの初(はしめ)食せよ『なすび』《割書:あまく|かんの物》ひへたる人くうまじ気をうごかして
かさのどく。胃のふそんさず物ねつする人は少しくうべし。へたを切 灰(はい)に焼(やき)
口の内成かたにつけてよし『うど』《割書:あまからく|うんの物》歯(は)のいたむによしづつう
金(きん)さうのいたみとめ。風(かせ)引にふしいたむによし。中風かつけにたゝ
りなし『ふき』《割書:あまく|うんの物》たんをめぐらす物どくなし『ひともじ』《割書:からく|平の物》腸(しやう)【ママ】
疳(かん)つつうによしあせ出る。中をおぎない眼(まなこ)のせいをまし。魚のとくけしはら
のいたみを治(ち)し。はな血をとむるくはくらん手足筋つる。かつけや目まいによし。こう
ひ中風のはれひかす。冬の三月過食すな。殊にみつと同食きん物なり
『せり』《割書:あまく|とくなし》せいをやしない気力まし。食をすゝめ身をこやし。大小べんを
つうじ力まし。わうだんによし女のこしけにくすり也。将由にてしたゝめよ。
酢(す)につけくへば歯(は)そんず。三八月しよくすべからず『くわゐ』《割書:にがあまく|れいのもの》