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節用料理大全 - 翻刻

節用料理大全 - ページ 88

ページ: 88

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【頭書右】 『病者(ひようしや)常(つね)に食(しよく)す品々』 しき。くろしを。とひ魚。あち。ほら かます。めはる。いりこ。かき。串あはひ はむ。むき。あわ。きび。葛もち ふ。ゆみそ。くろまめ。大こん。くこ うこき。いちご。ほしな。山のいも。かや 生ぐり。くらけ。香の物《割書:うり|大こん|こほう》ほうきゞ ほうろんみそ 右煩に見合すへし 『 万魚には?いたる薬』 本くすりや有 一 かしらん□□右ちやはんにす水一はい 半入一はいにせんじ用。立所にき妙 『又方』かまの下の灰(はい)を水につけ。 其あく水をのみて忽よし。山せうに むせたるも同前也ねぶりてよし 『 咽(のと)に骨立たる薬』 しゆす玉の事 一よくいにん右よくこにして。ちや 一ふく程さゆにて用ゆきめう也 『又方』大みかん目十八匁有を黒 焼にしのめは■ざに吉冬春拵置べし 『又方』いせわかめにてもよし 【頭書左】 『喰合(くいあはせ)の禁物(きんもつ)品々』 一いのしゝにはじかみ大風を煩ふ 一かきにはじかみはくらん煩ふ 一はいの入たる酒にかにちをはく 一ふなにからしきしゆを煩ふ 一ふなにさたうかんの虫をしやうず 一きじにくさびらぢをおこす 一こいにひしは咽(のと)にかさ生す 一あんずにくりときやくし腹くだる 一かきにかにはらくだりいたむ 一酒の後くるみかうべうづく 一酒の後からし筋ほねゆるくす 一酒の後じゆくし柿むねいたむ 一かゆの後ねりゆ?りん病を煩ふ 一きじにいのしゝはらくだりときやく 一はへにきじらいひやう生す 一みつにさたう一ゑびにかに くはくらんをなしはらくだす也 右のくい合常にかたくいむべし 【下段右】 気をましかはきをとめ。ようはれ物をのぞくさん後(こ)にゑながおりざる に汁(しる)をのますべし。はらみ女かつけぢのどく也『めうが』《割書:ひえ|のもの》もろ〳〵 の薬をけす物。おこりをおとす過食せは物恙れして気のほるなり【恙れ(つつまれ)、わずらう】 『白瓜(しろうり)』《割書:あまく|ひへ物》酒をけしかはきをとめ。ねつきをさまし気をうごかす。 ぎよれいの人おさないにむべし。いきりねつする人はくふべし。『ごぼう』 《割書:あまからく|平の物》十二けいみやくをつうじ。五ざう六ふのあく物をさる。常に食せ はくすり也。らうさいせんきすはしやきおこりふるふによし。ようはれ物ふう足? しゆ顔?のいきりをさましはのいたみ何れにもよし年よらぬもの也。 『にら』《割書:あまく|うんの物》五臓(こさう)やはらげ食すゝめ。虚(きよ)をおぎない胃(い)ねつをさる。腰(こし) ひざあたゝめ腹くだりいたむによし。夢にせいもらすによし。しやうかん の後ふかくいむべし。春三月食すべし。五月にくうまじ。過食せは目を くらくなす物ぞかし『にんにく』《割書:からく|うんの物》くはくらん腹のいたみ下(くた)るによし。 ひゐすくやかにしおこりによし。ようはれ物かさちらす也。気をくだし風 をさる。久しく食せははいかんやぶれたん生し。目あしくなす也『つく〴〵し』《割書:かんの物| 》 血をうごかし目かすむ。しやくじゆ【積聚】の虫きらふ也。きすに毒もかさ【疱】の 後にくへばしする也『すへりひゆ』《割書:あますゆく|ひえの物》なめ赤腹(あかはら)をとめかん ねつをさり虫ころす。かんのしぼり後によし。ようはれ物かさの薬。 目を明らかにし年よらぬ物。年久敷いへざる足に出たるかさに付べし 【下段左】 又なまにてすりおさな子のしろくぼにぬれいゆる也『たで』《割書:からく|うんの物》くわく らんの筋 引(ひき)つるによし。中をあたゝめ目を明らかにし。顔?のおもはれたるに 薬也。ようるいれきはれ物によし。多く食せはむねいたみ筋ほねをそん さす。二月にくふまじ『たんほゝ』《割書:あまくへいの物|どくなし》はれ物を治し食の毒けし 女のちぶさはれたるに汁(しる)を付よ。たちまちよし。小便しけき人によし。気の とゞこをりによし『うこぎ』《割書:にがからく|うんの物》中をおきないせいきをまし。小便よく通 じいんなゆるをすぐやかにし。筋ほねかたくなす物『さんせう』《割書:からく|うんの物》虫しや くすいsゆわうだん食のつかへに治す。胸(むね)はらいたむによし気をくだし。虫 ころす物『たうふ』《割書:ひへもの| 》かさのどくしんきのつふうをこる物。気をうこかし どくも有。大こんと同じりやうりすべし『ふ』《割書:あまく|ひへもの》ひゐをとゝのへいきりを さまし。腹の下りをとめる物どくなし『こんにやく』《割書:あぢからく|かんのとくぞ》のどをやぶり 血を出す。ようふうどくのはれ物によし『くはんざう』《割書:あまく|平の物》わうたんり ん病。のどかわくによし。かはきの病やせたる身に薬也『はこへ』《割書:へいの物| 》 年久敷かさの薬。小児の赤腹とまるなり。又さん後(こ)のふる血やぶり小便とむる物也        江戸日本橋壱丁目            須藤権兵衛 正徳四午載菊月吉旦       板行        大坂本町壱丁目            万屋彦太郎