疫病関連資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

疱瘡の説並にまへ薬の方 - 翻刻

疱瘡の説並にまへ薬の方 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】 表(そと)に発(はつ)す発(はつ)して解散(りさん)する時(とき)は熱(ねつ)と毒(とく)と 相離(あいはな)れて肌表(はたへ)に結痂(ふたむすふ)すこれを順(しゆん)といふ熱(ねつ) 毒(▢▢)相連て六経に伝(つと)ふるを内攻(ないこう)といふこゝに至 りては名医(めいい)良工(りようかう)と云ふとも救(すく)ふへきの術(しゆつ)なし こゝを以 痘(とう)はあらかしめ防(ふせ)くへき事 専要(せんよう) なり人事(しんじ)を尽(つく)してのち不及(およはさる)ものは誠(まこと)に 天命(てんめい)なりしからすして倒(たを)さるゝものあるは 豈(あに)痛(いた)ましからすや 【左丁】 古より痘病(とうひやう)有て痘神(とうしん)なしと云へとも我邦(わかくに)の 風俗(ふうそく)にてこれを神(かみ)に祭(まつり)新(あらた)に檀(たん)をもふけ 七五三(しめ)を曳(ひき)紅色を以これをかさりもつはら 紅衣(かうい)を用ゆ肌膚(はたへ)は紅(くれない)にてりては鮮(あざやか)なり故(ゆへ)に 随(したかふ)ふ【衍】へし又種々のいみ事ありしかりと云へ とも其(その)症(しよ)をさまたけす故にその家々の嘉例(かれい) に随ふへし又 病児(ひやうし)の機嫌(きけん)よしあし有り 神符(かち)祝方(きとう)は症をさまたけす故に又用ゆへし