翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [1] - 翻刻

俗語之種. [1] - ページ 21

ページ: 21

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響の時を待て参詣群集たる事其例し 今もなほ昔に変る事なし是全神職 血統の修行に寄なるへし尤秘密なれは其 予詳なる事をしらす今の御堂より乾にあたり 箱清水村あり四方は芋井の郷にして一邑の 地中を深田の郷といふ村入のかたはらに十人河原 あり其昔如来誦経の料として深田の郷において 二百石を十二院へ給ふなほその頃は江拾三井 寺の末院たりといふ是なん一山のうち衆徒 なりとかや数百年の星霜を経て十二院は 名のみ残る是を誤て当所の人今呼て十人河原 といふとかや一山四門に勅額あり東門を定額山 善光寺西門を不捨山浄土寺南門を南命山 無量寿寺北門を北空山雲上寺  月かけや四門四州にたゝひとつ はせを翁 既に定額山善光寺は東門にて御堂も東向 なりしを数度焼失あり就中寛永十有 九年壬午五月九日の出火にて町〳〵およひ 御堂類焼す其頃大勧進御方本領上人御方 争論の事ありて仮御堂を御両寺の間に