翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [1] - 翻刻

俗語之種. [1] - ページ 24

ページ: 24

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村々多しいつれも市町nに弁利ありて炭薪 麻木綿雑穀を夥敷商ふ北海へ纔十五 六里を経て朝夕に生魚を得流水にすめる ものは名たかき千曲犀の両川より手をうつて 走り井の本に呼田畑ともにニタ毛を耕作 するの徳あり其外山海の魚鳥四季の野菜 もやし青物のたくひは呼声終らせるうちに鍋に 入り三ッ子といへとも料理を味ひて生死の蒲 焼を知る形の大なるを重しとし小魚の軽を好とす 就中化物織ものやくひ諸国の新製新 形をこのみ実に諺に京に鄙ありといひつへし しかるか中にも当所はいふも更なり東南西北の 駅路近辺まても利潤格外にして参詣群集なるは 一山の中に常念仏堂あり七八ヶ年の程を 経て五万乃至六万の日数を積りて惣回向 ありまた血縁のため前立本尊御開帳にり 尤累代の例によりて三月十日より四月三十日まて 日数五十日の間其賑しき事山国辺□にはまた 珍らしといへとも世に仏都と唱ふるをもつて 疑心を発すへからす凡累例の式作法をはしめ