翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [1] - 翻刻

俗語之種. [1] - ページ 25

ページ: 25

翻刻

此前年十月十夜に あたりて三都 を始当山二 天門前へ 立る事常例たりとかや 然るを今弘 化四未年御 回向につき午 年九月十日建札ありし事奈何の 由縁なるか其詳なる事をしらす此時御別当大勧進 《割書:大仏頂院権僧正|山海御代也》松代大守様元来の御懇意たる に寄時候御伺として御登城あり御懇の 御もてなし厚善美の御土産物まて 給はりて首尾全にして御帰山奈りといふ 此とき誰いふともなく此事を虚説して曰 十月十夜におよひて札を建事常例たり然るを 奈何三十日をなく届もなくして建札あるの よし同薩諸色買置を催しまた直上をた くむ人□騒立事三【五?】ヶ月とて可満を四ヶ月の ふ離通たりとて此旨御尋のありしゆゑ御記 【立て札横】 此札之書方者多分粗□【米に吾:齟齬?】可有之 唯其大卒を以図に出す而也覧人 不可違事謗 【立て札】 信州善光寺如来 常念仏六万五千日回向 来未年三月十日より四月晦日迄本堂に おゐて前立本尊開帳御印文頂戴毎 朝四ッ時法事修行有之もの也