翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [1] - 翻刻

俗語之種. [1] - ページ 28

ページ: 28

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下しをやけき月は浪のうね〳〵に光りを うつし初秋告る雁行かふ鴨いつれかあ はれならさらん千曲犀一川になりて北海に 流れ名物の川鮭此辺に漁り一瓢を□の るもまた面白く夜行には吹上の石燈籠 を見当に旅の労れをわすれはやくも善光寺 にいたりぬるかと宿入馬の鈴の音色も面にく 馬士うたにつれて 荒木村をすくれは中の御所むらあり昔時 征夷大将軍頼朝公建久年中善光寺 参詣の刻仮御所に定め給ひしゆゑに 字とせり爰に大将軍守仏髪の馬 頭観世音政子御前の守仏正観音 弘法大師御作地蔵尊安置の御堂あり これより三丁程歩行て石堂村あり かるかや親子地蔵尊の古跡石堂丸の 因縁によりて字を石堂村といふとかや是より 御本堂まて左右に家を建つらねて 【道標】               荒木村 従是北西 御代官 川上金吾助支配所 【道標左】 中之条御在陣と可知