能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

謙信塚といふこと不忠至極の有坂也      此崎より根来の里とやらんに船にて渡      せしに冬のならひとて俄に浪風あらく      雨しきりに車軸を流せは船中■■さ      わきて     魂も■自になりて一時雨 惣して此礒伝へ志賀浦根来香嶋とて浦半の詠 言語にも断したる風景也 又香嶋村は乙崎ゟ壱里半あり礒山に鹿島大明神の 社あり北の谷内に要石とて異なる大石あり則香嶋の 浦とて名所にて万葉の哥に    香嶋より熊木をさして漕舟の     かぢとる間なく都路をおもほゆ     乙ヶ崎ゟ弐里廿四町本馬七十七文軽尻四十七文  曽福 人足廿弐文家数三拾軒計 此村の後に当つて高山見ゆは留木の釶打山也此所ゟ は近し東平此村の領也鳳至鹿嶋羽喰の三郡の境