能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

      は今様豊廿の一節太ト竿の一曲の律呂は       龍の吟するかと疑ふキウサンナノ懸(ケン)酒に生       酔の踊ものまねは海へはまるかとあふ       なし式はさらゐ小蛸あたるとて浅瀬をかせ       くもあり其外釣の一楽打調の一応様々       なるにわれも只亡然として    名月やいるさもなくけし夜は明けぬ 又此礒部伝へ奥原村船尾村等経て涌浦村へ田鶴浜 より壱里有今は和倉と書也日本一の熟湯の温泉 あり湯の嶋とて礒ゟ壱里余あり小嶋也漸満る時は 嶋をこす也汐干になれは湯坪へあつくて寄事なら す石伝ひそた抔敷て湯汲大成桶へ三ノ一湯を入三ノ 二は埋め潮をして入となり所口にて取湯するに海 上弐里といへ共覚る事なく当分うめ水して用ゆる也 湯本所口和倉屋と云者御印物頂き一廻り壱人に湯 ちん四拾文宛取るに廻る也湯の嶋の脇に小嶋あり 弁才天の社あり風景類ひなし爰に一つの寄持【奇特?】あ るは湯坪普請する事有熟湯にて辺へも奇【寄?】