能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 23

ページ: 23

翻刻

此筋入海にて嶋国なりしを其海の跡ゆへにいふとい へり村々多し高田村田鶴浜ゟ近し高田氏の十村役 あり此屋敷は長家臣浦野孫右衛門屋敷跡にて門前に 馬場等あり此村端に当国順礼廿一番の札所の観音 有出口に二宮川とて長拾壱間の橋あり又伊久留村 とて有長家より伊勢内宮御師松田三郎四郎持宮神 明宮有社領弐百石にて百姓八軒有又吉田村此村の 西に有坪野右衛門とて百姓あり又町屋村田鶴浜ゟ 廿五丁有此村に助八といふ百姓の持宮に住吉宮あり 是に疣(イボ)地とて明神の誓ひにて此地の石にてす れは疣落る也又三階村といふに北村氏十村役有 又安浄寺とて長如庵殿十六才迄新敷知にてありし 浄土真宗有此寺昔は考恩寺とて真言宗にてあり し也又春木村とて有この此村に昔春木斎藤とて郷士の 館跡有今は一向宗林然寺の屋敷也此村に鳥屋比 古の神社立給ふ御神躰は金の鶏のよし又羽坂村 近し往来也市姫の社あり一宮御神輿所口より 御帰座の時一宮神主上指の鏑矢一筋北の方へ放つ