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コレクション: コレクション2

避疫要法 - 翻刻

避疫要法 - ページ 13

ページ: 13

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疫熱にて死するものは地氣(ぢのき)をうけて蘓(よみ)がへることあれはよく〳〵心(こゝろ) 得(え)て埋葬(ほふむり)の後(のち)も氣(き)を付(つく)べし○病人/著用(ちやくよう)せし衣類(きるい)は速(すみや)かに洗(あら)ひ 浄(きよ)め毒氣(どくき)を除(のぞ)き又/薫陸(くんろく)【ワノコハク 左ルビ】をたきこれを薫(くん)じ其後/著用(ちやくよう)すべし ○病人の部屋(へや)は快復(くわいふく)の後(のち)なりとも死亡(しぬる)の後(のち)なりとも丁寧(ていねい)に掃除(そうじ) して日中(ひるなか)には窓の戸をひらきて氣(き)をいれ代(か)へ又は草花(くさばな)を瓶中(はないけ)に さし水(みづ)を入(い)れこれを其(その)部屋(へや)の日(ひ)のあくる處(ころろ)にいだしてその草花 より新氣(よきき)を吐(は)かしむべし又/上(かみ)にいだす海塩(しほ)に緑礬酸(ろうはのす)を濯(そゝ)ぎ 烟(けふり)を發(はつ)せしめるもよし     疫熱を防御(ほうぎよ)【フセギ 左ルビ】してその蔓延(まんゑん)【フへハビコル 左ルビ】を遮(さへぎ)り止(とゝ)むるの良法(よきしかた) ○ある遠(とを)き國(くに)にて疫熱はやるときは王公(わうかう)貴人(きにん)はいふに及ばず豪農(ごうのう)【オゝヒヤクシヤウ 左ルビ】 富商(ふしやう)【ゼニモチアキビト 左ルビ】その外(ほか)有力(ゆうりき)のもの資財(しざい)を出(いだ)し新(あら)たに病院(ひやういん)を営(いと)なみ凡そ 疫熱を病(や)むものあれば速やかにこれに迎(むか)へて医(い)を招(まね)ぎ看病人(かんひようにん)を 添(そ)へこれを療養([り]やうじ)せしめ以(もつ)てその病の他(ほか)に蔓(はび)こるを防(ふせ)ぎ止(とゞむ)といふ 按(あん)するに痘瘡(ほうそう)を病むものを他所(たしよ)に移(うつ)し其地(そのち)に置(おか)ぬよふになし