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コレクション: コレクション2

避疫要法 - 翻刻

避疫要法 - ページ 14

ページ: 14

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これにて痘瘡なきところ 本邦(につほん)の内(うち)に今(いま)現(げん)にありまことに 此法は疫を防止(ほうし)する一大良法(いつちよきしかた)といふべし嗚呼(あゝ)疫熱の人を害(がへ)す るは凶飢(きゝん)よりも甚(はな)はだし医(い)の疫熱を治(じ)するは抑(そも)そも末(すへ)なり願(ねが)は くは其本(そのもと)を治(じ)せんとす余(よ)が此(この)避疫(ひゑき)の法(ほう)を述(のぶ)るも畢竟(ひつきょう)此(こゝ)に原(もと)づ くなり     覇王塩(はわうゑん)製(せい)し法(かた) ○硫黄(いわう)硝石(せうせき)各(おの〳〵)等分(とうぶん)右(みぎ)何(いつ)れも細末(さいまつ)となしよく交(まじ)へ焼(やき)ものゝ壺(つぼ)に 火(ひ)を入(い)れ其内(そのうち)にこれを少(すこ)しつゝ匙(しやぢ)にすくひてふりかけ次第(しだい)々々( 〳〵 )に 此(かく)のごとくなして炎火(ほなふ)つきるに至(いた)りてその燃(もへ)たる滓(かす)をとり土鍋(どなべ)に 入(い)れ水(みづ)を加(くわ)へて徐(しづ)かに煎(に)て其滓(そのかす)のこらず水(みづ)にとけ水のうへに少(すこ)し 皮のはるよふになりたるとき火(ひ)より下(おろ)し細布(ぢのよきゝれ)にて濾(こ)しひやし 置(を)き塩(しほ)の塊(かた)まり器(うつは)の底(そこ)に凝(こ)り及びその器(うつは)の周圍(ぐるり)に附(つ)くものをと り用(もち)ゆるなり此(これ)は即(すなは)ち覇王塩(はわうゑん)なり     石鹸(せきけん)の事(こと)