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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

図(づ)の如(ごと)くゆかを かき上(うへ)にむしろを しき/下(した)に桶(おけ)を 置(をき)枝(えだ)を立(たて)るゆか 横(よこ)六/尺(しやく)長(ながさ)何尺(なにしやく) にても種(たね)の多少(たしやう) によるべし 水かへるせつ のみぐち 桶(おけ)にかゞみあり 中に穴(あな)あり 種(たね)壱合(がう)を五ツに分(わけ)て入(いれ)る    穴(あな)を    あくる かさにても何連(いづ)れ ぬりものよし 虫(むし)出(で)やすきた めなり穴(あな)は雨(あめ) 水(みづ)のぬける ためなり いとだて穴(あな)を二ツゝあける此穴(このあな)より枝(えだ)を立て(たて)る 國所(くにところ)によりみなかは筵(むしろ)共(とも)苧立(をたて)筵(むしろ)共(とも)いふ 食(くら)ふ時(とき)左(さ)に示(しめ)す如(ごと)く新枝(しんえだ)を立替(たてかへ)其節(そのせつ)右(みぎ)に 教(をしゆ)る通(とを)り虫(むし)の付(つき)居(い)る枝(えだ)を筵(むしろ)の上(うえ)に置(をく)べし土砂(つちすな) を嫌(きら)ふ事(こと)後(のち)にしるす ○建替置(たてかへをき)たる新枝(しんえだ)に虫(むし)の付(つき)居(ゐ)る古枝(ふるえだ)を立(たて)かけ朝(あさ) 四時(よつどき)より八時(やつどき)迄(まで)も置時(をくとき)は虫(むし)も多分(たぶん)うつる也(なり) 尤(もつとも)虫(むし)壱ツ休前(やすみまへ)は多(おほ)くうつらずうつり兼(かね)候はゞ 鋏(はさみ)にて虫(むし)のつき居(ゐ)候/小枝(こえだ)をはさみかけるなり 必(かならず)一所(いつしよ)にはさみかくべからず松(まつ)の葉(は)にうす         本文松の葉うつすと         いふ誤りなるへけれど         省き候方可然