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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

あつかふべからず毛(け)蚕の節(せつ)に毛落(けおち)る時(とき)は後(のち)此處(このところ) より糸(いと)そんじ虫(むし)落(おち)る也(なり) ○虫(むし)生(しやう)じ十日めより十二日めに至(いた)り三日ほど飼葉(かひば)を喰(くら) はず是(これ)休(やすみ)なり外(ほか)蚕(かいこ)と同(どう)やうにて都合(つがう)四度(よたび)凡(およそ) 日数(ひかず)六十日余(よ)にて繭(まゆ)を懸(かけ)るなり但(たゞ)し寒國(かんこく)暖(だん) 國(こく)によりて日数(ひかず)少々(しやう〳〵)は相違(そうい)あり ○二日に壱/度(ど)宛(づゝ)桶(おけ)の水(みづ)を替(かゆ)べし右(みぎ)の如(ごと)く下(した)の のみ口(くち)をあけて水をたらし清水(せいすい)を入替(いれかへ)るなり その時(とき)枝(えだ)うごかぬ様(やう)にすべし ○虫(むし)生(しやう)じ弐度/目(め)休過(やすみすぎ)までの内(うち)大雨(たいう)の節(せつ)は葭(よし)ず の上(うへ)にしほけのなきこもにても筵(むしろ)にても懸(かく)べし 雨(あめ)屋まばはやくとるへし ○四月の節(せつ)十日めごろ又(また)虫(むし)弐度(にど)休過(や須み春ぎ)尓/至(いた)らば/大雨(たいう)に ても懸(かけ)るに及(およ)ばず少(すこ)しの雨(あめ)は至而(いたつて)虫(むし)のために よし ○天気(てんき)次第(しだい)上(うへ)より如露(じよろ)にて昼(ひる)九/時(どき)より八/時迄(ときまで)の 内(うち)三度(さんど)ほどきりのふる如(ごと)くに水(みづ)をまくへし じよろなき里(さと)にては竹(たけ)にても左(さ)に示(しめ)す如(ごと)く拵(古しら)へ 水(みづ)を満くなり