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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 31

ページ: 31

翻刻

紅花(かうくは)青黛(せいたい)此(この)三味(さんみ)をふり出(だ)しにして用る方あり 又(また)青黛(せいたい)をさり鬱金(うこん)を加(くは)へてもよしとあり恐(おそら)くは 此(この)山繭(やまゝゆ)は桑樹(くはのき)に自然(じねん)生(せう)ずるものにして今云(いまいふ)山繭(やまゝゆ) にはあるまじけれども蚕(かひこ)の類なれば功能(かうのう)も相近(あひちか) かるべし既(すで)に白殭蚕(はくきやうさん)は胎毒(たいどく)風癇(ふうかん)の薬(くすり)に多(おほ)く用(もち)ゆ 此 属(たぐひ)なれば也(なり) 【蒸籠の図】  こしき所(ところ)に  よりせいろふ  ともいふまた  むしかさね  といふ国(くに)も      あり【左帖へ続く】  国所(くにところ)により色々(いろ〳〵)にとなふるなり  何(いづ)れ赤飯(せきはん)むすやうの仕(し)かけなり  わか葉(ば)切(き)り入(い)れ  又(また)まゆも  入(いる)る 【繭を糸でつなぐ図】  薬種(やくしゆ)にせいするに  糸をつらぬく  てい  せん香(かう)立(たつ)る 【本文】     上糸(ぜういと)に引(ひく)仕法(しほう) ○清水(せいすい)にてせん香(かう)壱 本(ほん)程(ほど)たつ内(うち)に中(なか)まで和(やは) らぐものなりにかげんよろしき時壱ツ弐ツづゝ繭紬(けんちう) 糸(いと)を引(ひく)なり上糸口(ぜういとくち)出(いで)たれば外桶(ほかおけ)へ入(いる)る又(また)次(つぎ)のまゆ を取(とりあげ)右(みぎ)のごとく上糸口(ぜういとくち)まて引 数(かず)百にても壱 升(せう) にても同じやうに致(いた)し不残(のこらず)上糸口(ぜういとくち)出(いで)候 節(せつ)また鍋(なべ)へ 清水(せいすい)を入(いれ)湯(ゆ)を立(たて)糸口(いとぐち)出(いで)たるまゆを入(いれ)夫(それ)より