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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 34

ページ: 34

翻刻

○蝶(てふ)の出(で)がらを巣柄(すがら)と云(いふ)藁(わら)あくにて三日 程(ほど)つけ置(をき) もみ出(いだ)せば中(なか)より茶色(ちやいろ)の水(みづ)出(いづ)るなり是(これ)を何(なん) 度(ど)も清水(せいすい)をかけさらしその上(うへ)清水(せいすい)にて煉(ねる)なり かげんは青色(あをいろ)ぬけ白色(しろいろ)になればよし尤(もつとも)壱ツ取出(とりいだ)し 試(こゝろみ)に引(ひき)てかげんを見(み)るべし糸(いと)に引(ひき)干(ほし)候得ば又(また)青(あを) 色(いろ)出(いづ)るなり ○なべより取揚(とりあげ)しぼり方(かた)肝要(かんよう)也(なり)水(みづ)はしぼれども しめりけあるくらゐにしぼり糸(いと)に引(ひく)なり図(づ)の ごとく引(ひき)其上(そのうへ)車(くるま)にかけるなり糸(いと)の細(ほそ)さふとさは 心(こゝろ)にまかせ引(ひく)べし 【図】 左(ひだり)の手(て)にまゆをもち 右(みぎ)のひざにてよりを かけ右(みぎ)のかたの糸(いと)いれに たぐり入(いる)るなり 糸(いと)よりやう国所(くにところ)にて 手(て)なれしごとくに よるべし いといれ