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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 35

ページ: 35

翻刻

○糸(いと)よりかげんは国所(くにところ)によりその処(ところ)のより方(かた)にて よし     織(おり)のり仕(し)やうの事 ○小麦(こむぎ)の粉(こ)《割書:うどんの粉(こ)|の事なり》糸(いと)百目(ひやくめ)に付(つき)弐合(にがう)わらびの 粉(こ)少々(せう〳〵)加(くは)へふのり三枚(さんまい)斗(ばかり)にたて常(つね)のはたの如(ごと) くにして織(おる)なり織(おり)あげ水(みづ)につけ置(をく)時(とき)は 織(おり)のりぬける也その時(とき)つや尤(もつとも)よし是(これ)にて売(うり)もの に致(いた)してよし又(また)わらあくにて煉(ねり)あげふのりを 少々(せう〳〵)致(いた)し色白(いろしろ)くなり唐(とう)けん紬(ちう)同様(どうやう)也(なり) ○のりの仕(し)やうねりやう心(こゝろ)みてかげんすべし 糸(いと)の引(ひき)やう専一(せんいち)也 細(ほそ)く引(ひく)べし細(ほそ)くとも糸(いと)つよ きゆへに気づかひなし     真綿(まわた)に懸(かけ)和紬(わつむぎ)に織(おり)やう ○木(き)あくと名(な)づけ先(さき)にいふごとくあくにてねり 清水(せいすい)にてねりあくを去(さ)り常(つね)の真綿(まわた)の通(とを)りに 干(ほし)て糸(いと)に引(ひく)なり引(ひき)やう常(つね)の真綿(まわた)の如(ごと)く 糸(いと)によりをかけ糸(いと)百目(ひやくめ)にうどんの粉(こ)壱合五勺(いちがうごしやく)ふ のり七 枚(まい)入(いれ)のりを加(くわ)へ織(おり)やう常(つね)の如(ごと)し併(ならびに)真綿(まわた)に するには干(ほし)て糸(いと)に引(ひく)ゆへ毛(け)出(いで)て遊びの糸(いと)にかゝり織(おり) にくし毛(け)を去(さる)には糸(いと)にふのり少々(せう〳〵)湯(ゆ)に入(いれ) しめしてよる也(なり)毛(け)出(いで)ずしてよし ○又(また)毛(け)出(いだ)し太き時(とき)は唐(とう)けん紬(ちう)の糸引方(いとひきかた)に致(いた)し