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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 7

ページ: 7

翻刻

よけ又/餌葉(ゑは)多(おほ)くして土氣有(ときあ)るゆへなり ○山繭(やまゝゆ)は餌(ゑ)にかたよらず其生(そのしやうず)る所(ところ)の山林(さんりん)の樹葉(きのは) を/食(志よく)須類ゆへに益多(ゑきおほ)し民家(みんか)の四方境(しはうさかい)又は畑(はた)くろ の木(き)などにて家業(かげう)の外(ほか)に心(こゝろ)がけ飼(かう)べし糸(いと)つよ くして直(あた)ひよし仍(より)て國家(こくか)の益(ゑき)なるへし     種見(たねみ)やうの事 ○種(たね)の見(み)やう第(だい)一なり近年(きんねん)はやるによりて 品(しな)々の種を賣(うる)もの多(おほ)し心得(こゝろゑ)べし手(て)なれさ る人種をもとむれば虫生(むしせう)せず又虫/出(いづ)るといへ共 弐/度(ど)目三度目/位休(くらいやすみ)の前後落(せんごおち)うせるなり仍(より)て その/善悪(ぜんあく)を左(ひだり)に示(しめ)す ○種(たね)の色(いろ)うす鼠色(ねつみいろ)よし古き鼠色は中也/白色(しろいろ) なるは是陰陽(これいんやう)そなはざるたねなり又/丸(まる)の内(うち) くぼみたる種あり是は薬(くすり)を入(いれ)につけたるものゆへ 至(いたつ)てつやよし仍(より)て心得(こゝろえ)見(み)るべし ○種を求(もとむ)る時(とき)は心得(こゝろえ)ざる種を何粒(なにりう)も切(きり)て見るべし 蝶(てう)種を生(うみ)しより三十日め位(くらい)には中に青虫有(あをむしある)也 外蠶(ほかかいこ)の種とちがひ粒(つぶ)の中にかたちあるなり 仍(より)て百/粒(りう)弐百粒も割見(わりみ)て種の分数(ぶんすう)を定(さだむ)むべし ○割(わり)やうは刺刀(かみそり)か針(はり)の先(さき)にて虫(むし)に疵(きず)つかざる やうにそろ〳〵とわるべし ○上の種は粒(つぶ)丸く大くうす鼠色(ねづみいろ)にして目方(めかた)