翻刻
【右丁】
池田東籬亭主人 校
松本遊斎主人 著
《題:《割書:増補|新編》養生主論》 全二冊
養生(やうしやう)の道(みち)さとしたる書(しよ)世(よ)に多(おほ)しといへども条々(てう〴〵)数多(あまた)にして
記臆(そらおぼえ)なし難(がた)く此編(このへん)は其 養生(やうしやう)の専(もつぱ)ら主(しゆ)たるを教(おし)へ食物(しよくもつ)の能(よく)
毒(あじ)を挙(あげ)たればよく読(よく)【(よみ)の誤ヵ】よく守(まも)り給ひなば無病(むびやう)壮健(さうけん)にして
天寿(てんじゆ)を保(たも)ちたまふべき書なり 平安書房 正宝堂識
【左丁】
叙言
戦て兵を鋳渇して井を堀のいましめ
養生も亦同しされとしはしの眼目
わつかの咽舌をたのしまんとて美味
酒色の慎を忘るゝはかの淵魚餌のために
命を過ち夏虫灯によつて身を焦に等し