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【柱】頭書増補訓蒙図彙四 十五
【右頁上段】
○扇(あふぎ)はもろこし
にては舜(しゆん)と
いふみかどつくり
はじめ給ふ
日本(につほん)にては
神功(しんごう)皇后(くわうかう)の
とき蝙蝠(かふもり)の羽(はね)
を見てつくり
はじめしとなり
京(きやう)にてはみゑい
堂(どう)を賞(しやう)ず
○漆匠(しつしやう)はうるし
ざいくするもの
をいふ今は
塗師(ぬし)といふ
【右頁下段】
扇工(せんこう)
《割書:あふ| ぎ| や》
漆(しつ)
匠(しやう)
《割書:ぬ| し》
【左頁上段】
○侏儒(しゆじゆ)はかたち短(みじか)
き人をいふ今いふ
一寸(いつすん)ぼうしなり短(たん)
人(しん)ともいふ
○駝背(たはい)はせむし也
医書(いしよ)にては亀背(きはい)
といふ背(せ)の高(たか)き馬(むま)
を橐駝(たくた)といふ駝馬(だば)
に似(に)たるゆへせむしの
人を駝背(たはい)といふ也
○兎唇(としん)は欫唇(けつしん)とも
兎欫(とけつ)ともいふ兎欫(いぐち)
は赤子(あかご)のとき上手(じやうず)
の外科(げくわ)に切てぬ
はすれば成人(せいじん)して
みへぬものなり
【左頁下段】
駝背(だはい)
《割書: せむし》
侏儒(しゆじゆ)《割書: |一寸| ぼうし》
兎唇(としん)
《割書:いくち》
【上欄書入れ】69
【柱】頭書増補訓蒙図彙四 十六