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【柱】頭書増補訓蒙図彙四 廿
【右頁上段】
○娼婦(しやうふ)は倡優(しやうゆう)と
て女の楽(かく)を奏(そう)する
ものなり娼(しやう)は誤(あやま)り
なり倡(しやう)と書(かく)べし
又/倡妓(しやうき)ともいふと有
《割書:補》
是むかしの事にて
今は絶(たへ)てなき也/敢(あへ)
て聞及(きゝおよ)ばす中比(なかごろ)白(しら)
拍子(びやうし)といふものあり
今いふ遊女(ゆふぢよ)舞子(まいこ)
などの類(たぐひ)ならんか
傾城(けいせい)又/傾国(けいこく)など
いふものは別(べつ)なるもの
ならんむかしより
ありしやうに聞(きゝ)
及びしなり
【右頁下段】
娼婦(しやうふ)
《割書: うかれめ》
遊女(ゆうぢよ)《割書: |う| かれめ》
【縦長楕円印 朱】MSS/BIBLIOTH. NATIONALE ・
【左頁上段】
又/髹工(きうこう)ともいふ
蒔絵師(まきゑし)と
いふも此(この)類(るい)の
ものなり
○渉人(せうじん)は渡(わたし)
守(もり)なり
大河(おほかは)小川(こがは)を
舟(ふね)にてむか
ふのきしへわた
すものなり
大河(おほかは)には
所々(しよ〳〵)に舟(ふな)
わたしありて
往来(わうらい)の人の
たすけと
なるなり
【左頁下段】
渉(せう)
人(じん)
《割書:わた| し| もり》
【上欄書入れ】74
【柱】頭書増補訓蒙図彙四 廿一
【左頁の「髹工ともいふ蒔絵師といふも此類のものなり」は106コマ「漆匠」の乱丁か。】