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【柱】頭書増補訓蒙図彙四 廿三
○土器(かはらけ)は京(きやう)
西山(にしやま)嵯峨(さが)
又/北山(きたやま)畑枝(はたゑだ)
下(しも)は深草辺(ふかくさへん)
よりつくり出(いだ)
せり庭訓(ていきん)
にも嵯峨(さが)
がはらけとあり
○大原(おはら)の黒木女(くろぎめ)は
京/北山(きたやま)大原(おはら)
の女(をんな)黒木(くろぎ)をいたゞ
きて京(きやう)に出(いで)て
あきなふ事は
むかし平(たいら)の惟盛(これもり)
の妻(つま)阿波(あわ)の内侍(ないし)
平家(へいけ)亡(ほろ)びて後(のち)
【右頁下段】
土器(かはらけ)
師(し)
大原(おはらの)
黒木女(くろぎめ)
【左頁上段】
おはらに住(すみ)
て世(よ)わたり
のため売(うり)給ひし
より始(はじま)れり
そのほか八瀬(やせ)
又は雲(くも)が畑(はた)高(たか)
雄(を)の梅(むめ)が畑(はた)など
同く女(をんな)木柴(きしば)
をあきなふなり
○屠者(としや)は牛(うし)馬(むま)の
肉(にく)を屠(ほふり)割(さく)もの
なり今いふ
穢多(えた)なり
又/屠児(とじ)とも
いふなり
【左頁下段】
《割書: ゑた》
屠(と)
者(しや)
【縦長楕円印 朱】MSS/BIBLIOTH. NATIONALE ・
【上欄書入れ】77
【柱】頭書増補訓蒙図彙四 廿四