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【柱】頭書増補訓蒙図彙六 三
【右頁上段】
そむるなり
○欠(けつ)【缺】掖(ゑき)は大臣(だいしん)のしやうぞく
又は能衣裳(のふいしやう)にあり両掖(りやうわき)
欠(かけ)【缺】ほころびたるゆへになづく
○襟(きん)は衣(ころも)の衽(ゑり)にまじはる
所なり内襟(ないきん)はしたがひ外(げ)
襟(きん)はうはがひなり
○袊(れい)はころものくびなり領(れい)
とおなじ綱領(かうれい)要領(ようれい)といふ
も領(れい)は衣(ころも)のゑりぐひの事
にとる
○布衣(ほい)は狩衣(かりきぬ)に紋(もん)なきを
いふ下官(げくわん)の服(ふく)するものなり
紋(もん)あるを狩衣(かりぎぬ)といふこれは
高位(かうい)のめさるゝ服(ふく)なり
○袖(しう)は衣(ころも)の袂(たもと)なり長袖(ちやうしう)はふ
りそで袪(きよ)はそでぐち
○袈裟(けさ)は大衣(たいゑ)七/条(でう)五/条(てう)是(これ)
【右頁下段】
缺(けつ)
掖(ゑき)
袊(れい)
《割書:ゑ|り》
襟(きん)
《割書:ゑり》 布衣(ふい)
袖(しう)
《割書:そ|で》
【左頁上段】
を三/衣(ゑ)といふ大衣(たいゑ)は九/条(てう)より
二十五/条(てう)にいたる僧衣(そうい)なり
○直掇(ぢきとつ)は僧服(そうふく)なりいにしへ
は偏衫(へんさん)𢂽(くん)【巾+君】子(す)を服(ふく)すのちに
上下(じやうげ)をつらねて直掇(ちきとつ)と名(な)
つくるなり
○魚袋(ぎよたい)は官人(くわんにん)の腰(こし)に帯(おぶ)る
ものなり公卿(くぎやう)は金魚袋(きんぎよたい)四(し)
品(ほん)以下(いげ)は銀魚袋(ぎんぎよたい)なり
○革帯(かくたい)は公家衆(くげしう)装束(しやうぞく)の
上(うへ)にする帯(をび)なり金帯(きんたい)玉(ぎよく)
帯(たい)石帯(せきたい)角帯(かくたい)あり
○韤(べつ)はたびなり足袋(たび)と
も単(た)【單】皮(び)とも書(かく)なり又は
韤子(へつす)といふ
○絡子(らくし)は又/掛子(くはし)となづく又
掛絡(くはら)ともいふ俗(ぞく)あやまつて
環(くわん)を掛落(くはら)とよぶ
【左頁下段】
袈裟《割書:けさ》 直掇(ぢきとつ)
魚袋(ぎよたい)
韤(へつ)
《割書:したう| づ》
革帯(かくたい)
《割書:いし| の| をび》
【上欄書入れ】89
【柱】頭書増補訓蒙図彙六 四