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【柱】頭書増補訓蒙図彙六 五
なり物見(ものみ)なきを幄(あく)といふ
周(しう)の世(よ)よりはじまれり
○幕(まく)は周(しう)の世(よ)よりはじまれ
りよこ幅(はゞ)にして物見(ものみ)あるを
幕(まく)といふ布(ぬの)十二/端(たん)を二/張(はり)と
して十二/月(つき)を表(へう)し乳数(ちかず)廿
八を廿八/宿(しゆく)に表(へう)す
○幔(まん)は十二/幅(はゞ)紋(もん)を出(いだ)さず竪(たて)
幅(の)ばかりにして上(うへ)のよこ■(の)【田+町】
なし下(した)のぬひはづし纐(きく)
纈(とぢ)なし乳付(ちつき)又はぬひなく
■【見ヵ】にもするなり
○座具(ざぐ)は僧衣(そうい)なり仏(ほとけ)を礼(らい)
するとき下(した)にしく物也/三衣(さんゑ)一(いち)
鉢(はつ)座具(ざぐ)漉水嚢(ろくすいのふ)これを僧(そう)
の六/物(もつ)といふ
○縁道絹(えんどうのきぬ)は法事(はうじ)のとき客(きやく)
殿(でん)より堂(だう)へ行(ゆく)道(みち)に布(ぬの)をしく
【右頁下段】
幄(あく)《割書:あ|げ|ば|り》
幔(まん)《割書:と|ば|り》
《割書:まだ| ら|まく》
幕(はく)
《割書:ま| く》
座具(ざぐ)
【左頁上段】
を云又/打敷(うちしき)水引(みづひき)を云ともいへり
○夾衣(かうい)は今(いま)云あはせなり裌(かう)
袷(く)同し単衣(たんい)はひとへもの
絮衣(ぢよい)はわたいれ 表(へう)《割書:お|も|て》裏(り)《割書:う|ら》
○帳(ちやう)は女(をんじゃ)のかたなる【元禄八年版「かくるる」】所也/几帳(きちやう)
帷帳(いちやう)なり又/蚊帳(かちやう)緞(どん)帳/綿(めん)
帳(ちやう)紙帳(しちやう)あり
○褥(じく)はしとねなり臥具(ぐはぐ)なり
蓐(しく)茵(いん)并(ならびに)同/蓐茵(しくいん)は草(くさ)のし
とねなり褥(しく)は絹(きぬ)のしとねなり
俗(ぞく)に蒲団(ふとん)とするは非(ひ)なり
蒲団(ふとん)は円座(えんざ)の類(るい)なり
○降緒(さげを)は刀(かたな)にあり太刀(たち)のは
平緒(ひらを)といふ
○雨衣(うい)はあまがつはなり襏(はつ)
襫(せき)とも云/紙(かみ)にてつくるを油(ゆ)
衣(い)といふ毛織(けをり)の類(るい)にてする
を氈(せん)【毡】衣(い)と云/此(この)図(づ)は異朝(いてう)の
【左頁下段】
縁(えん)
道(どうの)
絹(きぬ)
降緒(さげを)
帳《割書:ちやう|かや》
夾(きやう)
衣(い)
《割書:あ| わ| せ| き| ぬ》
褥(しく)《割書:し|とね》
【上欄書入れ】91
【柱】頭書増補訓蒙図彙六 六