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【柱】頭書増補訓蒙図彙七 一
【右頁上段】
は越中(えつちう)より出たり
○銅(とう)は赤金(しやくきん)なり黄銅(くわうとう)鍮(ちう)
石(しやく)真鍮(しんちう)あり又/紫銅(しとう)はから
かねなり褐銅(かつとう)同し白銅(はくとう)
はさはりかね紫金(しきん)はしやく
どうともに山より出る
○説文(せつもん)に銭(ぜに)の字(じ)の旁(つくり)上(うへ)に
一の戈(ほこ)の字(じ)下(しも)に一の戈(ほこ)の字(じ)有
銭(ぜに)は人をころす物にして人
さとらずといへり孔方(こうはう)青銅(せいとう)
鵝眼(ががん)ともに銭(ぜに)の異名(いみやう)なり
○珠(しゆ)は海(うみ)より出るたまを云/珊(さん)
瑚珠(ごじゆ)真珠(しんじゆ)のたぐひなり珍(ちん)
珠(じゆ)蠙珠(ひんじゆ)は貝(かい)のたまなり龍(りやう)
魚(ぎよ)虫(ちう)蛇(じや)の類(るい)みな珠(たま)あり
○玉(ぎよく)は山(やま)より出(いづ)るたまな
り石(いし)の美(び)なるものを玉といふ
璞(はく)はあらたまいまだみがゝさる
【右頁下段】
玉(ぎよく)《割書:たま》
《割書: 璞》
礬(はん)
硃(しゆ)《割書: |朱砂 銀朱》
硫(いわう)《割書:ゆの| あわ》 《割書:発|燭》
硝(せう) 《割書:𦬆【芒】硝》
《割書:牙|硝》
磁(じ)《割書:はり| すい| い| し》
砒(ひ)《割書:どく| いし》 《割書:砒霜》
瑪(め)
瑙(のう) 玳瑁(たいまい)
【左頁上段】
物なり唐(もろこし)崑崙山(こんろんさん)より
玉(たま)をいだす
○礬(はん)は礬石(はんせき)なり和名(わみやう)たう
すといふ光明(くわうめい)なるを明礬(みやうばん)
といふ黒色(くろいろ)なるを黒礬(こくはん)と
いふ緑色(みとりいろ)なるを緑礬(ろはん)と云
やきて赤(あかき)物(もの)を絳礬(かうはん)と云
○硃(しゆ)は朱砂(しゆしや)なり辰州(しんしう)より出(いづ)
るを辰砂(しんしや)といふ又/水銀(みうかね)を化(くは)
して朱(しゆ)とするを銀朱(ぎんしや)と云
朱砂(しゆしや)は服(ふく)すれば心(しん)を鎮(しづ)め
神(しん)をやしなふ
○硫(いわう)は石硫黄(せきいわう)土硫黄(といわう)あり付(つけ)
木(き)を発燭(はつしよく)といふ硫黄(いわう)の出(いづ)る
山にはかならず温湯(いでゆ)あり
摂州(せつしう)有馬(ありま)又/加州(かしう)の山中(やまなか)
なとのごとし
○硝(せう)は硝石(せうせき)なり木硝(もくせう)につくる
【左頁下段】
硨磲(しやこ) 瑠璃(るり)
琥(こ)
珀(はく)
玻瓈(はり)
琅玕(らうかん)
《割書: あをだま》
砥(し)
《割書:あは| せ| ど》
珊瑚(さんご) 熨斗目(のしめ)
礪(れい)
《割書:あら| と》
紗(しや)
《割書:も|じ》
【上欄書入れ】93
【柱】頭書増補訓蒙図彙七 二