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【柱】頭書増補訓蒙図彙七 二
【右頁上段】
焔硝(えんせう)火硝(くはせう)ともに同しよく
火(ひ)につく鉄鉋(てつほう)にもちゆ又/芒(はう)【𦬆】
硝(せう)牙硝(げせう)は薬石(やくせき)なり痰(たん)をの
ぞき燥(かわき)をうるほし小便(せうべん)を
通(つう)ずる能(のふ)あり
○磁(じ)は山(やま)の陽(みなみ)に鐵(てつ)を産(さん)す
るものは陰(きた)にかならず磁石(じしやく)
あり二/物(ぶつ)同気(どうき)なればなり
よく針(はり)を引(ひき)すものなり
○砒(ひ)は砒石(ひせき)なり大毒(だいどく)あり練(ねり)た
る物を砒霜(ひさう)といふ腫物(しゆもつ)の
毒(どく)を消(せう)し瘧(おこり)をきる外科(げくは)
の用(もち)ゆる石(いし)なり斑猫(はんめう)と同
しく毒(どく)あり
○瑪瑙(めのう)は玉(たま)なり七/宝(はう)の内(うち)
なりこの玉(たま)の色(いろ)馬(むま)の脳(のう)に似(に)
たりよつて馬脳(めのう)となづく色(いろ)
黄(き)なり
【右頁下段】
綿《割書:きん》【訓蒙図彙では「錦」】
《割書:に|し|き》 繍《割書:しう|ぬい| もの》
絨(しう)
《割書:びらう| ど》 紅染(もみぞめ)
加(か)
賀(が)
絹(ぎぬ)
縠(こく)《割書:ちり| めん》
《割書:あこ| め》 繻子(しゆす) 繻珍(しゆちん)
綾(りやう)《割書: |あや 》綃(せう)《割書: |すゞし》 緞(たん)《割書:どん| す》
【左頁上段】
○硨磲(しやこ)は玉(たま)の名(な)七/宝(ほう)の一つ也
石(いし)の玉(たま)に似(に)たるなり一/名(めい)海(かい)
扇(せん)和名(わみやう)いたやがい
○玳瑁(たいまい)は亀(かめ)の名(な)甲(かう)に文(もん)あり
器(うつはもの)につくるべし櫛(くし)簪(かんざし)香(かう)
合(ばこ)などにつくる
○瑠璃(るり)は玉(たま)の名石(ないし)のひかり
あるものなり七/宝(ほう)の内(うち)なり
色(いろ)あをし
○琥珀(こはく)は松脂(まつやに)地(ち)におちて
千年(せんねん)にして琥珀(こはく)となる能(よく)
塵(ちり)をすふ玉(たま)なり色(いろ)黄(き)也
○玻瓈(はり)は玉(たま)の名七/宝(ほうの)一つ也
西国(さいこく)の玉(たま)なり頗黎(はり)とも
かくへし
○琅玕(らうかん)は玉(たま)のひかりあるもの
なり崑崙山(こんろんざん)に琅玕樹(らうかんじゆ)有
色(いろ)あをし
【左頁下段】
絹(けん)
《割書:き|ぬ》 線(せん)《割書:より|いと》
絲(し)
《割書:い| と》
絛(たう) 組 紃
《割書:くみ| ひ| ぼ》
綿(めん)《割書: | |わた》 八/丈嶋(じやうじま)
氊(せん)
《割書: もう| せん》
金(きん)
薄(ばく) 水銀(みづかね)
高麗(かうらい)
織《割書:を| り》
【上欄書入れ】94
【柱】頭書増補訓蒙図彙七 三