← 前のページ
ページ 139 / 194
次のページ →
翻刻
【柱】頭書増補訓蒙図彙八 三
○笛(ふえ)は篴(てき)同/漢武帝(かんのぶてい)の時(とき)
丘仲(きうちう)といふものつくれりと
云日本にては天(あま)の香久(かく)
山(やま)の竹(たけ)にてつくる
○鐸(たく)は金鐸(きんたく)は金鈴(きんれい)金舌(きんせつ)也
軍法(ぐんほう)にこれを用(もち)ゆ木鐸(ぼくたく)は
金鈴(きんれい)木舌(ぼくせつ)なり文(ぶん)教(かう)【けうヵ】に用(もち)ゆ
○鈴(れい)は風鈴(ふれう)なり一/名(みやう)簷鈴(ゑんれい)
といふ○鈴子(れいし)はすゞなり一/名(みやう)を
円鈴(ゑんれい)といふ
○鈸(はつ)は僧具(そうぐ)なり銅鈸子(どうはつし)は土(と)
拍子(びやうし)なり南齊(なんせい)の穆七素(ほくしそ)
といふ人(ひと)つくれり
○籥(やく)は高麗笛(こまぶえ)なりふく所
をのぞいて六の穴(あな)あり又/穴(あな)三
つあるもあり
【右頁下段】
磬(けい) 《割書:石(せき)|磬(けい)》 《割書:銅(どう)|磬(けい)》
律(りつ)《割書: |づだけ》 琴(きん)《割書:こ| と》 瑟(しつ) 筝(さう)《割書:さう| の|こ| と》
塤(けん) 鼗(たう)《割書: |ふり| つゞみ》
【左頁上段】
○鼓(こ)は大鼓(たいこ)なり楽器(がくき)なり
○柷(しく)は木音(もくゐん)なり中(なか)に柄(え)有
これをうごかして左右(さゆふ)にうた
しめて楽(がく)をおこすものなり
○鉦(しやう)は小鐘(ちいさきかね)なり楽器(がくき)なり
鼓(つゞみ)を節(ほとよく)し鼓(つゞみ)を止(やむる)ときうつ
なり鐘鼓(しやうこ)となづく
○簫(しやう)は楽器(がくき)なり小竹管(せうちくくわん)を
あみてつくる鳳凰(ほうわう)の翼(つばさ)にか
たどる大(おほひ)なるは二十三/管(くわん)長(なが)さ
尺(しやく)四寸/小(せう)なるは十六/管(くわん)長(なが)さ
尺(しやく)二/寸(すん)なり
○笙(しやう)は女媧(ちよくは)これをつくる大(たい)
笙(しやう)は十九/簧(わう)小笙(せうしやう)は十三/黄(わう)
○磬(けい)は冉句氏(せんこうし)【冉は毋ヵ。母句氏】のつくりはしめ
たるものなり石磬(せきけい)あり銅(とう)
【左頁下段】
篳篥(ひちりき)
敔(ぎよ)《割書:さゝら》
琵(び)
琶(わ)
撥(ばち) 《割書:琵琶撥(ひわのばち)|三(さん)|絃(けんの)|撥(ばち)》
三絃(さんけん)
《割書:さみ| せん》 柱(ちう)《割書: | |こと| ぢ》
阮(けん)《割書:阮咸(けんかん)| 月琴(げつきん)》
【上欄書入れ】100
【柱】頭書増補訓蒙図彙八 四