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【柱】頭書増補訓蒙図彙八 五
【右頁上段】
下(しも)より逆鼓(さかさまにひく)を琵(ひ)といふ
上(かみ)より順鼓(しゆんにひく)を琶(わ)といふ一名
胡琴(こきん)漢(かん)の王昭君(わうせうくん)ひけり
○阮咸(けんかん)は四/絃(けん)十/柱(ちう)あるひは
五/絃(けん)十三/柱(ちう)なり月琴(げつきん)同し
○三絃(さんけん)は三味線(さみせん)なり三絃(さんけん)
子(し)といふ琉球国(りうきうごく)より渡(わた)りし
楽器(がくき)といふ
○撥(ばち)は琵琶(ひわ)の撥(ばち)三絃(さんけん)の撥(ばち)
羯鼓(かつこ)の撥(ばち)みなかたちもちが
ひ文字(もんじ)もちがひ有/棙(れい)同(おなし)
○柱(ちう)は琵琶(びわ)にては柱(ちう)ととな
へ琴(こと)にてはことぢといふかたち
すこしちがひあり
○軫(しん)は琴軫(きんしん)転手(てんじゆ)なり琵(び)
琶(わ)三味線(さみせん)ともにあり
【右頁下段】
風(ふう)
鐸(たく)《割書: はう| ちやく》
棊(き)
《割書: ご》
六采(ろくさい)
《割書:すご| ろく》
象(しやう)
棊(ぎ)
枰(へい)《割書:ごはん》
簺(さい)
《割書:骰子(たうし)》
【左頁上段】
○枹(ふ)は大鼓(たいこ)のばちなり桴(ふ)
とも書(かく)べし棙撥(れいはつ)は琵琶(びわ)の
撥(ばち)又/三味線(さみせん)の撥(ばち)なり
○繋爪(けいさう)はことのつめなりかけ
つめといふ義甲(ぎかう)仮甲(かかう)なら
びに同し
○銅鉢(とうばち)は僧家(そうけ)には磬(きん)といふ
きんは唐音(とういん)なり
○羯鼓(かつこ)は楽器(がくき)なり唐(とう)の玄(げん)
宗(そう)よくうちて花(はな)を催(もよほ)す
○腰鼓(ようこ)は腰前(ようぜん)にさしはさむ
つゞみなりつねの鼓(つゞみ)を指鼓(しこ)
といふ
○銅鑼(どら)は今(いま)いふさふらなり
楽器(がくき)なり一/説(せつ)に臍(へそ)ある鉦(しやう)と
いへり
【左頁下段】
鞠(きく)《割書:まり》 硯屏(けんびやう) 書鎮(しよちん)
壓(あつ)
尺(しやく)
《割書:け|さ|ん》
水(すい)
滴(てき) 水中丞(すいちうぜう)
爪杖(さうぢやう)
《割書: まごのて》 筆架(ひつか)
【上欄書入れ】102
【柱】頭書増補訓蒙図彙八 六