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【柱】頭書増補訓蒙図彙一 二
【右頁上段】
○秋津洲(あきつす)といふは
人皇(にんわう)のはじまりを
神武(しんむ)皇帝(くはうてい)と申
奉(たてまつ)る即位(そくゐ)三十一年
四月/帝(みかど)諸国(しよこく)に幸(みゆき)
ましまし日本(につほん)の地(ち)
形(きやう)蜻蛉(あきつむし)に似(に)たるを
もつて秋津洲(あきつす)と
名(な)づけたまふ
○それ日本国(につほんごく)は唐(もろこし)
中華(ちうくは)の地(ち)より東(ひがし)に
あたるゆへに日東(につとう)と
も扶桑国(ふさうごく)ともいふ
又/須弥山(しゆみせん)の南(みなみ)にあ
たるゆへに南瞻部(なんせんぶ)
【右頁下段】
日本(につほん)六十四/州(しう)
外に二/州(しう)
女護島(によごのしま)
小人嶌
【横書き】秋津洲(あきつす) よし嶌
ゑぞがしま 松前(まつまへ)
【東山道】松嶌 陸奥(むつ) 出羽(では) 上野(かうづけ) 下野(しもつけ) 信濃(しなの) 飛騨(ひだ) 美濃(みの) 近江(あふみ)
【東海道】常陸(ひたち) 下総(しもおさ) 上総(かづさ) 安房(あわ) 武蔵(むさし) 相模(さがみ) 伊豆(いづ) いをしま 大嶌 みやけじま 八丈嶋 甲斐(かひ) 駿河(するが) 遠江(とを〳〵み) 三河(みかは) 尾張(をばり) 伊賀(いが) 伊勢(いせ) 志摩(しま)
【北陸道】あをしま 佐渡(さど) 越後(ゑちご) 越中(ゑつちう) 越前(ゑちぜん) 能登(のと) 加賀(かゞ)若狭(わかさ)
【畿内】山城(やましろ) 大和(やまと) 河内(かはち)
【南海道】紀伊(きい)
【左頁上段】
州(しう)ともいふ用明天皇(ようめいてんわう)
のとき五/畿(き)七/道(とう)を
さだめ給ふ文武天皇(もんむてんわう)
の御代(みよ)に六十六ヶ国(こく)
にわかちて諸国(しよこく)に守(しゆ)
護(ご)をすへ東武(とうぶ)に将(しやう)
軍(ぐん)ありて諸国(しよこく)を守(しゆ)
護(ご)せしめ西京(せいきやう)中国(ちうごく)に
天子(てんし)の都(みやこ)をかまへた
まひぬ田地(てんぢ)の数(かず)凡(すべて)
九十四万七千八百一町
米高(こめだか)弐千弐百八
万五千四百八十弐
石なりとそ
【左頁下段】
日本国(につほんごく)【「日本国」は横書き】
又
倭国(わこく)
朝鮮国(てうせんごく)
【畿内】摂津(せつつ) 和泉(いづみ)
【山陰道】丹後(たんご) 丹波(たんば) 但馬(たじま) 因幡(いなば) 伯耆(はうき) 出雲(いづも) 石見(いはみ) 隠岐(をき) いわき
【山陽道】播磨(はりま) 美作(みまさか) 備前(びぜん) 備中(びつちう) 備後(びんご) 安藝(あき) 長門(ながと) 周防(すわう) 上関
【南海道】八島 淡路(あはぢ) 讃岐(さぬき) 阿波(あは) 伊豫(いよ) 土佐(とさ)
【西海道】對馬(つしま) 壱岐(いき) 大嶋 筑前(ちくぜん) 筑後(ちくご) 豊前(ぶぜん) 豊後(ぶんご) 日向(ひうが) 肥後(ひご) 肥前(ひぜん) 大隅(おほすみ) 薩摩(さつま) 平戸 五嶋(ごとう)
琉球国(りうきうごく)
【上欄書入れ】32
【柱】頭書増補訓蒙図彙一 三