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コレクション: コレクション3

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 311 (1) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 311 (1) - ページ 73

ページ: 73

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    【柱】頭書増補訓蒙図彙一         六 【右頁上段】 ○雲(くも)は山川(さんせん)の気(き)なり地気(ちき)のぼ りて雲(くも)となり天気(てんき)くだりて雨(あめ)と なるなり雲(くも)は陰(いん)の体(たい)なり昇(のぼり)て 陽(やう)の用(よう)となるみな雨湿(うしつ)の気(き)なり ○雨(あめ)は水(みづ)蒸(むし)て雲(くも)となりくだつて 雨となるむらさめを暴雨(ばうう)といひ ながあめを霖雨(りんう)といひ夕(ゆふ)だちを 驟雨(すうう)といひ時雨(しくれ)を澍(えう)といふ ○雷(らい)は陰陽(いんよう)あひ激(げき)する声なり 王充(わうしう)論衡(ろんかう)といふ書(しよ)に雷(らい)の形は一人 の力士(りきし)ありて累々(るい〳〵)たる連皷(れんこ)を左(ひだり)に 持(もち)右(みぎ)の手(て)に鞭(むち)をもつてうちて声(こへ) をなすといへり ○電(いなびかり)は二月に有(あり)この月/陽気(ようき)漸(やうやく) さかんにして陰気(いんき)をうつその激(げき)す るひかりを電(でん)といふ俗(ぞく)にいなびかり いな妻といふ雷神(らいじん)を電母(でんぼ)といふ 【右頁下段】 雲(うん)《割書:くも》 雨(う)《割書:あめ》 雷(らい)《割書:いか| づち》 《割書:なる| かみ》 《割書:かみ| なり》 電(でん)《割書:いなつま|いなびかり》 【左頁上段】 ○暈(うん)は日月のかたはらの気(き) なりかさといふ日/暈(かさ)あるとき はひでりし月/暈(かさ)あるときは 三日のうちに雨(あめ)ふるといへり ○雪(ゆき)は雨(あめ)こりて雪となる天地(てんち) の積陰(せきいん)あたゝかなるときは雨と なりさむきときは雪(ゆき)となる 花をなすを雪(ゆき)といひ円(まとか)なる を雹(あられ)といふ又/銀花(ぎんくは)とも六出(りくすい) 花(くは)とも銀屑(ぎんせつ)ともいふ ○氷(こほり)は陰気(いんき)のあつまるところ もれざるときはむすぼふれて ■(こほり)【「冫+氷」冰ヵ】となる氷(へう)と書(かく)はあやまり也 ■(へう)【「冫+氷」冰ヵ】と書(かく)べし■(こほり)【「冫+氷」冰ヵ】つもれると凌(へう)【訓蒙図彙は「れう」】と いふ■(こほり)【「冫+氷」冰ヵ】さかんなるを凍(とう)といふ■(こほり)【「冫+氷」冰ヵ】 ながるゝを凘(し)といふ■(こほり)【「冫+氷」冰ヵ】とくるを泮(はん) といふ氷室(へうしつ)はひむろなり 【左頁下段】 暈(うん)《割書: |かさ》 雪(せつ)《割書: |ゆき》 氷(へう) 《割書:こほり》 【上欄書入れ】36     【柱】頭書増補訓蒙図彙一         七