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【柱】頭書増補訓蒙図彙一 七
【右頁上段】
○虹(にじ)は日雨(ひあめ)と交(まじはり)て質(かたち)となす也
日のひかり雨にうつるによつて虹(にじ)
あらはる朝(あした)には西(にし)にあり暮(くれ)には
東(ひがし)にあり色(いろ)鮮(あさやか)なるを雄(おにじ)とし
闇(くらき)を雌(めにじ)とす俗(ぞく)に蛇(じや)のいきといふ
螮(てい)蝀(とう)霓(けい)同ともににじなり
○雹(あられ)は雪(ゆき)こほりて円(まとか)なるを
雹(あられ)といふ寒気(かんき)つよきときは雪(ゆき)と
なりて軽(かろ)し寒気(かんき)うすきときは
雪(ゆき)おもくしてとけやすし又/雹(あられ)となる
瑗瑶(ゑんよう)玉粒(ぎよくりう)砕玉(さいぎよく)銀米(ぎんべい)明珠(めいしゆ)
同し雪(ゆき)雨(あめ)にまじはりふるを霰(みぞれ)
といふ
○雪水(ゆきみつ)寒(かん)にむすぼふれて軒(のき)
のしたゞりこほりて氷柱(つらゝ)となる
氷筋(へうきん)氷条(へうでう)とも書(かく)べし又/氷筍(へうじゆん)
ともいふなり
【右頁下段】
虹(こう)《割書: |にし》
雹(はく)《割書:あられ》
氷柱(へうちう)
《割書: つらゝ》
【左頁】
頭書増補訓蒙図彙(かしらがきぞうほきんもうづゐ)巻(くはん)之(の)二
地理(ちり)《割書:此部(このぶ)には山川田園(さんせんでんゑん)林丘村市(りんきうそんし)のたぐひあり|地(ち)の条理(ぢうり)なり易云(ゑきにいはく)俯察(ふしてさつす)_二於/地理(ちりを)_一》
【左頁上段】
○山は高大(かうたい)にして石(し)あるを
いふ広雅云(くはうかにいはく)山(さん)は産(さん)なりよく
万物(ばんぶつ)を産(さん)するなり説文(せつもん)に山(せん)
は宣(せん)なり
○峰(みね)は山の端(はし)なり山大にし
て高(たかき)を峰(はう)といふ山小にして
たかきを岑(しん)といふともにみね
なり唐(もろこし)にては香爐峰(かうろはう)日(に)
本(ほん)にては冨士峰(ふじはう)なと也/嶺(みね)同
○巓(いたゞき)は高山(かうざん)のいたゝきなり絶(ぜつ)
頂(てう)なり詩経(しきやう)に采(とり)_レ苓(れいを)采(をとる)_レ苓(れいを)
首陽(しゆやう)之(の)巓(いたゞき)といへり山巓(さんてん)とも又
【左頁下段】
山(さん)
《割書:やま》
巓(てん)
《割書:いたゞ| き》
峰(ほう)
《割書: みね》
坂(はん)《割書:さか》
【上欄書入れ】37
【柱】頭書増補訓蒙図彙二 八