Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 311 (1) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 311 (1) - ページ 77

ページ: 77

翻刻

    【柱】頭書増補訓蒙図彙二         十  【右頁上段】 ○洲(す)は水中(すいちう)の居づき所なり 人(ひと)鳥(とり)などのあつまり息(いこふ)所也 小洲(しやうしう)を渚(しよ)といふなぎさなり水 渚(しよ)石(いし)あるを磧(せき)といふいそなり 水(みづ)沙上(しやじやう)にながるゝを瀬(せ)といふ湍(たん) 同/磯(き)はいそなり ○波(なみ)は風(かぜ)水(みづ)をうつて紋(もん)をなすを 波(なみ)といふ水波(すいは)は水紋(すいもん)なり浪瀾(らうらん) ともに同し大波(たいは)を涛(とう)といふ又 漣(れん)はさゞ波(なみ)なり又/濤(なみ)を潮頭(てうとう)と いふなり ○渦(うづ)は水(みづ)めぐるなり水めぐつて 巴(は)【左ルビ「ともへ」】の字(じ)をなすといへり又/泡漚(はうをう) 沫(まつ)はあわなり ○島(しま)は海中(かいちう)に山ありてよるべき を島(とう)といふ隝(とう)嶋(とう)嶼(よ)ならびに 同じ蓬莱(はうらい)方丈(はうじやう)瀛洲(えいしう)を海(かい) 【右頁下段】 波(は) 《割書:なみ》 渦(くは) 《割書:うづ》 洲(しう) 《割書:す》 【左頁上段】 中(ちう)の三島といふ ○海(かい)は晦(くわい)なり荒遠(くはうゑん)にして冥(めい) 昧(まい)なる意(こゝろ)なり又/海(かい)は穢(けがれ)をうけ て其(その)水(みづ)く黒(くろく)して晦のごとしとも いへり湖(こ)はみづうみなり潮(てう)はうし ほなり ○岸(がん)は水/涯(ぎの)の高(たか)き所をいふ 住(すみ)の江(え)のきしによる浪(なみ)よるさへや とよみ又/岸(きし)の姫松(ひめまつ)と歌(うた)によめり ○浜(はま)は水際(すいさい)なり涯(かい)はほとり浦(ほ)は うらならびに同し水際(すいさい)の平(へい) 沙(さ)を汀(てい)といふみぎはとよむなり 海浜(かいひん)ひろきを㵼(しや)といふかたなり 河浜(かひん)水浜(すいひん)海浜(かいひん)ともにはま也 ○田(た)は土(つち)を耕(たがやす)の名(な)囗は田(た)の四方 のかまへなり中に十の字(じ)は田(た)の 阡陌(せんはく)とてみぞのこゝろなり畎(けん)【左ルビ「たみぞ」】 【左頁下段】 島(とう)《割書:しま》 海(かい) 《割書: うみ》 岸(がん) 《割書:き| し》 濱(ひん) 《割書: はま》 【上欄書入れ】40     【柱】頭書増補訓蒙図彙二         十一