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【柱】頭書増補訓蒙図彙二 十三
【右頁上段】
けだものをやしなふ所を苑
といひ垣(かき)あるを園(ゑん)といふいづ
れもそのと訓ず補【四角枠の中に「補」】園(その)は今/俗(ぞく)
にうらせどなとゝいふ
○圃(ほ)は菜(さい)をうゆる所をいふ也
又/果(このみ)瓜(うり)をうゆるを圃(ほ)といふと
もいへり又はたけなり我(われ)不(ず)
_レ如(しか)_二老圃(らうほに)_一と孔子(こうし)ものたまへる事
論語(ろんご)に見(み)へたり
○閭(りよ)は里門(りもん)なり今(いま)いふ在所(ざいしよ)
の惣門(さうもん)なり又/家(いゑ)二十五/軒(けん)
ほどある在所(さいしよ)を閭(りよ)といふ閭(りよ)
巷(こう)といふ
○郊外(かうぐはい)を野(の)といふなり野(の)は
ひろくして平(たいらか)なるをいふ
高(たか)くして平(たいらか)なるを原(げん)と云
これをあはせて野原(のはら)といふ
【右頁下段】
閭(りよ)
《割書: さと》
園(ゑん)
《割書: その》
圃(ほ)
《割書: はたけ| その》
【左頁上段】
埜(や)同し墅と書はあやまり也
○道(とう)は道路(どうろ)なり途(と)同し
径(けい)はこみちなり
用明天皇(ようめいてんわう)のとき五/畿(き)七/道(どう)に
わかつ文武天皇(もんむてんわう)のとき六十六
箇国(かこく)をわかつ
○畷(てつ)は田(た)の間(あいた)のみちなりなは
てなり俗(ぞく)に縄手(なはて)と書(かく)は縄(なは)を
引(ひき)たるがごとく直(なを)けれはなり
○衢(ちまた)は四/達(たつ)の道(みち)なりよつて
十/字街(じかい)といふちまたなり俗(ぞく)
に辻(し?う?)の字(じ)を書(かき)てつじと読(よむ)
街衢洞達(かいくのとうたつ)とあり
○城(しろ)は黄帝(くはうてい)つくりはじめ
たまふとも又/鯀(こん)といふ人つくり
はじめ給ふともいふ内(うち)を城(せい)と
いひ外(ほか)を郭(くはく)といふ天守(てんしゆ)狭間(さま)
【左頁下段】
道(とう)
《割書:み| ち》
野(や)《割書: |の》
衢(く)
《割書:ちまた》
畷(てつ)
《割書:なは| て》
【上欄書入れ】43
【柱】頭書増補訓蒙図彙二 十四