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【柱】頭書増補訓蒙図彙二 十五
柳堤(りうでい)は補【四角枠の中に「補」】堤(つゝみ)に柳(やなぎ)を植(うへ)たるを云
○閘(かう)は水門(すいもん)なり俗(ぞく)にこれを
樋(ひ)の口(くち)といふ田(た)に水(みづ)を入るとき
は引(ひき)あげ入ざるときはおろす
○堰(いせき)は蛇籠(じやかご)に石(いし)をいれて水(みづ)を
ふさくものなり又/埭(たい)とも書也
水辺(すいへん)に田地(でんぢ)又は屋敷(やしき)あれば堰(いせき)
をするなり補【四角枠の中に「補」】俵(たわら)に土砂(どしや)を入て水(みつ)
ふせぎともするなり
○水柵(すいさく)は竹木(ちくほく)をあんでこれをつ
くる水よけなりうたにも
山川に風のかけたるしがらみは
なかれもあへぬもみち成けり
とよめるなりしがらみといふは
水柵(すいさく)なり
○関(せき)はゆきゝのうたかわし
き人をとゞめたゞす所(ところ)なり
【右頁下段】
水柵(すいさく)
《割書: しがら| み》
堤(てい)
《割書:つゝ| み》
閘(かう)
《割書: ひのく| ち》
堰(ゑん)
《割書:ゐせき》
【左頁上段】
不破(ふは)の関(せき) 鈴鹿関(すゞかのせき) 逢坂関(あふさかのせき)
これを天下(てんか)の三/関(せき)といふ今は
たへてなし箱根(はこね)の関(せき)といふ
あり其外(そのほか)関所(せきしよ)あり
補【四角枠の中に「補」】峠(とうげ)は山坂(やまさか)をのぼりおはりて
いたゞきの所をいふあるひは山中(やまなか)
の峠(とうげ)鈴鹿(すゞか)の峠(とうげ)なといふ山道(やまみち)の
往来(わうらい)には峠(とうげ)をいくつもこゆる事
なり
補【四角枠の中に「補」】森(もり)は木(き)の多(おほ)くな生(はへ)しげりた
る所といふ狐(きつね)の森(もり)螢(ほたる)のもり
又/鷺(さぎ)の森(もり)などいふ所あり
○牧(まき)は六/畜(ちく)をやしなふ所を
いふ又/郊外(かうぐはい)を牧といふ言(いふこゝろ)は六
畜(ちく)をはなち牧(まき)すべき所なり
国(くに)の守護(しゆご)を牧(ぼく)といふも民(たみ)
をやしなふの義(き)にとる
【左頁下段】
《割書:補》森(しん)
《割書: もり》
𨵿(くわん)
《割書: せき》
《割書:補》峠
《割書:とう| げ》
【上欄書入れ】45
【柱】頭書増補訓蒙図彙二 十六