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【柱】頭書増補訓蒙図彙三 二十
【右頁上段】
を書(かき)たり
○厠(し)は圊(せい)なり溷(こん)なり俗これ
を雪隠(せつちん)といふ古は清(せい)といふ不(ふ)
潔(けつ)を清(きよめ)除(のぞく)をもつての名なり
釈名(しやくめう)に雑(ざう)なり人そのうへに
雑厠(ざうし)するなり
○坊(まち)は邑里(ゆうり)の名ちまたなり
町(まち)なり京(きやう)二/条通(でうとをり)を銅駝坊(どうたばう)と
いふがことし又は別屋(べつをく)を坊(はう)と
いふ僧坊寺坊(そうはうじばう)などなり
○店(いちくら)は物(もの)をひさく所なりたな
なり茶店(さてん)酒店(しゆてん)などいふなり
店屋物(てんやもの)などゝもいふ肆(し)㕓(てん)
舗(ほ)同し心(こゝろ)なり
○槅子(かうし)は格子(かうし)とも書(かく)なり組(くみ)
入槅子(いれかうし)狐槅子(きつねかうし)釣槅子(つりかうし)台槅(だいかう)
子なとあり禁裏(きんり)又は寺社(ししや)など
【右頁下段】
坊(ばう)《割書: |まち》
槅子(かうし)
店(てん)《割書: |いち| ぐら》
倉(さう)《割書:く| ら》
【左頁上段】
にあるは狐槅子(きつねかうし)なり
○倉(くら)は五/穀(こく)を入(いる)るを倉(さう)といふ
米を入るを廩(りん)といふ財宝(ざいほう)を
いるゝを蔵(さう)といふ書物(しよもつ)を入るを
庫(こ)といふ土庫(とこ)はぬりごめなり
府(ふ)もくらなり
○斎(さい)は潔(けつ)なり心(こゝろ)を洗(あらふ)を斎(さい)と
いふ学問所(がくもんじよ)をいふ又/燕居(ゑんきよ)の室(しつ)
なり学問(がくもん)をする人/斎号(さいがう)を
付(つく)ことは我(わが)学問所(がくもんじよ)の号(な)をつく
なり
○廡(ひさし)は堂下(たうか)の周廊(しうらう)なり大屋(たいをく)
の四辺の重(かさなる)檐(のき)なり
○窓(まど)は釈名(しやくめう)に窓(さう)は聡(さう)なり
内(うち)より外(ほか)をうかゞひてもつて
聡(みゝとき)をなすの義なり牕(さう)牗(よう)並
に同し紙窓(しさう) 紗窓(しやさう)
【左頁下段】
齋(さい)
廡(ふ)
《割書:ひさし》
窻(さう)《割書: |まど》
瓦(ぐは)《割書: |かは|ら》
蟆股《割書:かへる|また》
戸(こ)
《割書:と》
【上欄書入れ】50
【柱】頭書増補訓蒙図彙三 二十一