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【柱】頭書増補訓蒙図彙三 二十二
【右頁上段】
をもつて祈祷(きとう)とするとぞまた
厩(むまや)の上に馬をつなく木を猿(さる)
木(き)といふ
○牢獄(たうごく)は罪人(つみびと)を囚ところなり
皐陶(かうよう)といふ人つくりはじめ給ふ
なり周(しう)の代(よ)には囹圄(れいぎよ)といふ今
籠(ろう)と書(かく)はあやまりなり
○柵(しからみ)は木(き)をあみて是(これ)をつくる軍(ぐん)
陣(ぢん)にて人馬(じんば)をふせぐものなり
笧(さく)同し俗(ぞく)に駒(こま)よせとも馬(むま)ふ
せぎともいふ
○閨(ねや)は婦人のねやなり東坡(とうば)
が月(つき)の夜(よ)故郷(こきやう)の妻(め)をおもふの
詩(し)にも閨中(けいちう)唯(たゝ)独(ひとり)看(みるらん)と作(つく)れり
○浴室(ゆどの)は沐浴(ぼくよく)して身(み)をきよむ
る所なり俗(ぞく)に湯殿(ゆどの)といふ禅(ぜん)
寺(でら)には風呂屋(ふろや)を浴室(よくしつ)と額(がく)す
【右頁下段】
閨(けい)
《割書:ねや》
籬(り)《割書:ませ| がき》
浴室(よくしつ)
《割書:ゆどの》
樞 《割書:く|るゝ》
【左頁上段】
○籬(まがき)はませともいふ竹(たけ)にてあ
みたるかきなり藩芭(はんは)ともに同
陶淵明(とうえんめい)が詩(し)に 採_二 ̄テ菊 ̄ヲ東-
籬 ̄ノ下_一 ̄ニ悠-然 ̄トシテ対 ̄ス南山_一 ̄ニ
○枢(すう)はくるゝなり言行(げんかう)は君子(くんし)
の枢機(すうき)なりといへり又/北極(ほくきよく)は
天(てん)の枢(すう)なりともいへり門枢(もんすう)戸(こ)
枢(すう)扉枢(ひすう)などいふ
○駅(むまやど)は道中(どうちう)のはたごや馬(むま)つ
ぎをいふ駅館(えきくはん)とも又/駅舎(ゑきしや)
とも駅伝(ゑきでん)ともいふ
○護摩堂(ごまたう)は護摩(ごま)は梵語(ぼんご)
なり焚焼(くんしやう)【ふんしやうヵ】と翻訳(ほんやく)すしか
れば護摩(ごま)たくといふは重言(ぢうごん)
なり護摩(ごま)を修(しゆ)する護摩(ごま)
するなとゝいふべしとぞ
○台(うてな)は四/方(はう)にしてたかきものを
【左頁下段】
驛(ゑき)
《割書:むま| やど》
護(ご)
摩(ま)
堂(だう)
【上欄書入れ】52
【柱】頭書増補訓蒙図彙三 二十三