翻刻
【右丁】
茄子(なすび) 《割書:いたつて小さなるものを|とりもちゆべし》小刀(こかなた)にて所々(しよ〳〵)へ切目(きりめ)を入れ
よく〳〵湯煮(ゆに)して其上(そのうへ)前法(ぜんはふ)の如く砂糖(さとう)にて煮詰る也
凡 丸(まる)なるもの或(あるひ)は大なる物 都(すべ)て小刀にて切目(きりめ)を入煮也
蓮根(れんこん) うすく輪(わ)ぎりあるひははすかひにきるなり
竹(たけ)の子(こ) 輪(わ)ぎり
黄瓜(きうり) 至(いたつ)てわかきものを輪(わ)ぎりにきるなり
朝瓜(あさうり) 皮(かは)をむき去(さ)り角(かど)にふとくきるなり
冬瓜(かもうり) 皮(かは)をむき去りほそく角(かく)にきるなり
西瓜(すいくは) 皮をむき去りほそく角にきるなり
【左丁】
牛房(ごばう) 皮をむき去りうすくはすにきるなり
人参(にんじん) うすくたんざくに切るなり
ゆり根(ね) 土(つち)をよく去り黒(くろ)きはだをさるべし
そら豆(まめ) 至(いたつ)て大粒(おほつぶ)をゑらぶべし兼(かね)て水にひたし置(おく)
麦門冬(はくもんどう) 其まゝよく洗(あら)ふ
うど
茗荷(めうが)ノ(の)子(こ)
右十三 種(しゆ)何(いづ)れもよく〳〵湯煮(ゆに)して前法(ぜんはふ)のごとく
砂糖(さとう)にて煮(に)つめるなり