翻刻
【右丁】
白砂糖 六十目《割書:別に煮て蜜になし置也》
水 一合五勺
汁飴(しるあめ) 少し
右四味/文火(とろ〳〵び)にてゆる〳〵と煮(に)るなり長日(なかきひ)なれば一時半
ほと短日(たんじつ)なれば二時半ほど手を止(とゞ)めず攪(かきま)せ煮(に)る也
右よく煮(に)たるものを別(へつ)の器(うつは)に大極上々のとり粉(こ)をしき置
其上へとろりと流(なが)し込(こむ)なり一夜を経(ふ)れば自然(しぜん)と出来上(てきあが)る也
○益寿糕(えきじゆとう)
糯(うる)の粉(こ)《割書:寒さらし|》 一合
【左丁】
白砂糖 六十目《割書:別に煮て蜜にして置也》
汁飴(しるあめ) 五十目
桂辛(けいしん) 三分
胡椒(こしやう) 三分
清水(みづ) 一合五勺
右六味よく交(ま)ぜ合せ文火(とろ〳〵び)にてゆる〳〵手(て)をやめず攪(かきま)ぜ
にるなり長日(てうじつ)なれば一時半/短日(たんじつ)なれば二時半ばかり
煮(に)つめるなり
右の通よく煮(に)たるものを別(へつ)の器(うつわ)にとり粉(こ)をしき置(お)き其