翻刻
【右丁】
上にとろりと流(なか)し込(こむ)なり一夜を経(ふ)れば自然と出来上る也
○白雪糕(はくせつこう)
粉(こ) 百 目《割書:粉のこしらへやう落雁糖(らくかんとう)にあり》
砂糖(さとう) 八十目
煎(せん)じ砂糖 弐十目《割書:煎(せん)じさとうのこしらへは求肥糖(きうひとう)に有》
右三品よくませ合し蒸籠(せいろう)にてむす也
○蒸籠(せいろう)の法は 餅(もち)をむすごとくして内へわくをこ□□【しら】へ
其中へ布巾(ふきん)をしきて其上へ右のませ合したる白雪(はくせつ)
糕(こう)を入るなり尤(もつとも)よくおし付て蒸(むす)なり蒸かげんは湯(ゆ)
【左丁】
気/通(とを)るか通らぬか程にむしてよき也
○養命糖(やうめいとう)
糯(うる)の粉《割書:寒さらし|》 五 合
葛(くず)の粉 五十目
太白砂糖 五百目《割書:別にあかをさり置》
清 水 百 目
右四味/攪(かきま)ぜよくとき炭火(すみび)にて煉(ねり)つめ中ほどにて
しる飴(あめ) 三百八十目入てまた煉りつめ
大概(たいかい)仕上(しあげ)ケのとき