東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

鼎左秘録 - 翻刻

鼎左秘録 - ページ 24

ページ: 24

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【右丁】  入れ蓋(ふた)を能(よく)し三時ぼと【ママ】ねさせおくなり但(たゞし)加減(かげん)は手にて  にぎりしぼり試(こゝろみ)るに水ぬけて跡(あと)の餅米(もちごめ)のからはら〳〵と乾(かは)  くを度(ど)とさだめ其まゝ布(ぬの)の袋(ふくろ)に入しぼり暫(しばら)く又休せ置也  此とき枯礬(こはん)弐匁入るなり右/粕(かす)をさりし水を砂(すな)こしにする也  其/漉(こ)したる水を釜(かま)に入て煮(に)つめるなり但/煮加減(にかげん)は貝(かい)  杓子(しやくし)にて汲(くみ)て薄紙(うすがみ)のごとくになりて残(のこ)る位(くらゐ)を煮(に)かけんと  定(さだ)むる也其時/急(きう)に火を徹(てつ)【撤】し別器(へつき)に移(うつ)し入/冷(ひや)し貯(たくはへ)  置(おく)なり    ○同二番 【左丁】  一番の粕(かす)に水(みづ)をひた〳〵に入半ときばかりねさし袋(ふくろ)に入れ  再(ふたゝ)ひ絞(しぼ)り煮(に)つめるなり夏(なつ)は水/冬(ふゆ)は人はだの湯なり    ○水菓子花餅(みつくはしはなもち)   葛(くず)の粉(こ)   壱升   温飩(うどん)の粉(こ)  三合  右弐品よく交(ま)せ合し紅色(へにいろ)には紅(へに)を入れ青色(あをいろ)にはひき  茶(ちゃ)を入れ黄色(きひろ)には山梔子(くちなし)の汁(しる)を入れかたくこね花形(はながた)  色々に作(つく)りよく〳〵蒸(むら)し冷(ひや)し物(もの)の鉢(はち)に水を入つけて出す《割書:但|》小皿(こさら)  何にても極上(こくじやう)の白砂糖を入/其上(そのうへ)へ細杓子(あみしやくし)にてすくひ盛(もる)るべし